光文社新書<br> 現代アート経済学

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光文社新書
現代アート経済学

  • 著者名:宮津大輔
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 光文社(2014/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334038052

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内容説明

「経済的な都市おこし」を目的としたヴェネツィア・ビエンナーレに代表される大規模国際展、経済動向を色濃く映し出す「アートフェア」やアジアのオークション事情、さらにはギャラリストやキュレーターといった「時代を動かすキー・プレイヤー」の動きから、美学や美術史の観点では語られることのない、「現在進行形・アートの見方」を包括的に示すとともに、日本の文化的プレゼンス向上に向けたヒントを探る。

目次

第1章 アートの経済力と政治性
第2章 アートが地域の鍵を握る
第3章 アートフェアの時代
第4章 過熱するアジアのオークション
第5章 時代を動かすキー・プレイヤー
終章 経済は文化の僕―日本文化の過去・現在・未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

六波羅

17
アートを経済の側面から見た良書。文章も平易で、アート用語の羅列ということはないので安心して読める。アジア、特に中国のアートマーケットでのパワーは脅威だ。オークションハウスの年間売り上げを見れば、1、2位のクリスティーズ、サザビーズは不動にしても、ベスト10のなかに中国が6社もランクインしている。次はアーティスト側からみてみよう。アーティスト別年間落札合計額トップ10でウォーホール、ピカソ、リヒターらを抑え、中国人アーティストが1、2位が独占しているまさに、アジアの時代なんだろ。2014/10/12

のぎへん

10
産業としてのアートを簡潔に説明した本。アーティスト、ギャラリスト、批評家、キュレーター、コレクター。莫大な経済効果を生むイベント、投機としてのコレクション。作品の価値が、個々の主観だけでなくカネを媒体として共有されることによって、アートの発展が促進されるのだとわかった。そのうちヴェネツィア・ビエンナーレに行ってみたい。2016/05/16

Francis

9
3年間積読していた本なのだが、とても面白かった。香港や北京をはじめ、アジアのアート市場が今とても盛り上がっていることがよくわかる。それに引き換え我が国はかつてバブルの時に美術品を買いあさっていたのが信じられないくらいアート市場が停滞してしまっている。それでも希望がないわけではなく、バブル時代に購入したものも含めて日本の西洋の近代美術の集積は決して無駄になっておらず、他のアジア諸国へ積極的に貸し出していくことなど活用策をとるべきとの提言には強く共感した。2017/05/01

Kumisuke92

7
現代アートの世界で、香港・シンガポール・インドネシア、そして、特に中国の存在感が増している。別な本で隈研吾も中国のダイナミズムと日本の消極性・閉塞感を指摘していたこととあわせて考えると、中国が経済発展と時を同じくしながら文化的な影響力も強めていることは否定しようがないだろう。一方、直島・犬島などの取り組みの先進性は日本が誇れるものだと言う。瀬戸内海のように、それ自体が美しい場所の土地の力をアートと融合させる試みは、変化に富む日本の風景だからこそ可能なのかもしれず、そこに観光資源として投資する価値を感じた。2015/12/27

チューリップ

5
最初のアートを政治に利用していた話が面白かったな。これはナチスとかナポレオンが例になっているんだけど、今だとそこまで通用しないんだろうなあとか考えた。現代アートのイベント、横浜トリエンナーレに一度だけ行った事があるのでお金の動きとか読んでイメージしやすかった。個人的には現代アートの楽しみ方みたいなのはまだ分かっていないので機会があったらまたイベント行きたいなと思えた。経済的に発展しているとアート界の動きも凄くなるのか中国の規模が凄かった。2022/08/06

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