騙し合いの法則 生き抜くための「自己防衛術」

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騙し合いの法則 生き抜くための「自己防衛術」

  • 著者名:竹内久美子【著】
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 講談社(2014/08発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062189842

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内容説明

遺伝子にまつわる謎を軽妙に説くサイエンスライター竹内久美子が自己啓発、ビジネス実用に挑んだ! あらゆる動物の集団行動から、人間関係の本能的根源を解き明かす。動物の社会にもある同盟、密約、裏切りの実態、そしてユートピアかに見える平等社会のとんでもない不幸、女にモテない男がモテる男よりも女を得てしまう現実など、何かと生きづらい現代社会で人間は本来どう振る舞うべきかの指針となる著者の新境地!!

目次

平等な社会とはなんと生きにくいものでしょう
マナーを守るのは他者への思いやりではなく自己防衛術
密約の根源
相手を孤立させてしまうのは自爆行為
降格人事を受け入れなければ男は社会的に死ぬ
人はなぜ人を欺くのか
結婚は無意味という悲しい現実
モテる男もモテない男も幸せは均等
大きな組織で働くことはハイリスクという結論
男はなぜ、あちこちに子どもや配下をつくりたがるのか
よその家に入り込む「実効支配」の確かな効果
「折れない心」が招く大惨事
衝突や諍いは「強い者」どうしでは起こらない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちさと

21
動物界の騙し合いテクニックがたくさん書かれた一冊です。正直者やお人好しが一大勢力として生き残っているのは何故かと言う副題に釣られて読み始めたのですが、動物の生態を知的生命体であるヒトにまるごとそのまま応用するのは横暴です。最後に1つだけヒトを用いた実験を材料に命題をまとめているせいで、余計に気になるのかもしれませんが。2018/08/08

mazda

19
最前線で敵同士が「密約」を交わし、お互いに攻めないようにしていた第一次世界大戦時のドイツとイギリスフランス軍。餌を見つけるとチュンと鳴き仲間を呼ぶスズメは、さぞ仲間思いなのかと思いきや、自分が見つけた餌を安全に食べるために、見張り役を呼んでいるのだとか…。周期ゼミという一時に大量発生するセミがいますが、大量発生の周期が13年とか17年とかだそうです。そう、「素数」なんです。それがどううれしいかと言うと、例えば15年だったとすると、3年や5年周期で発生する敵に食べられないように、という智恵だそうです。2018/10/17

344

5
動物行動学の本として十分楽しめました。人間社会での処世術として学べるかは疑問で、とってつけた感じは否めない。あぁ、いかにもビジネス書っぽいタイトル、装丁に自分が騙されたのかw 動物の行動と人間のふるまいを結びつけるのは面白いと思ったので、もっと深い内容でまた出して欲しいです。2014/12/03

COLD SWEAT

3
新ネタはないものの、幾つかの補強材料楽しく読んだ。後書きの囚人のジレンマゲームの考察が特に面白かった。2014/11/20

jazzy

2
譲り合いは自らが弱者に陥った際の保険 バカ正直に生きて裏切られたと泣きを見るのはヒヒ以下の所業 男には身の丈にあったそれぞれの幸福が用意されている2019/11/03

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