ＭＣＩ（認知症予備群）を知れば認知症にならない！

著者名：奥村歩【著】

主婦と生活社（2014/06発売）

• ISBN：9784391145229

内容説明

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ＭＣＩとは、一言で言えば「認知症予備群」の状態のこと。歳のせいとは言い難い、
認知症の種が原因による、悪性の「もの忘れ」が現れ始めた状態がＭＣＩです。
このＭＣＩの時期が、このまま認知症に発展してしまうのか、それとも、
一日も早く対応を開始して認知症から逃げ切るかの運命の分かれ道。
まだ思考力や判断力の衰えは見られないので、自分の力で「認知予備力」を鍛えれば、
認知症にならないですむ確率が高まるのです。
本書は、ＮＨＫ『あさイチ』でＭＣＩを解説して注目された専門医が、
認知症予備群４００万人におくるＭＣＩ完全理解ガイドです！

第１章｜ドキュメンタリー「MCI（認知症予備軍＝軽度認知障害）」
第２章｜MCI（認知症予備軍＝軽度認知障害）とは何か？
第３章｜「MCI（認知症予備軍＝軽度認知障害）」の誕生と歴史的経緯
第４章｜記憶の３つの幕
第５章｜あなたのもの忘れはMCI？ーー「もの忘れ外来」最前線
第６章｜MCIをきたす病理の多様性
第７章｜MCIの主犯格・アルツハイマー
第８章｜MCIの神経画像診断
第９章｜認知症から逃げ切るために

目次

第１章　ドキュメンタリー「ＭＣＩ（認知症予備群＝軽度認知障害）」
第２章　ＭＣＩ（認知症予備群＝軽度認知障害）とは何か？
第３章　「ＭＣＩ（認知症予備群＝軽度認知障害）」の誕生と歴史的経緯
第４章　記憶の３つの幕
第５章　あなたの「もの忘れ」はＭＣＩ？―「もの忘れ外来」最前線
第６章　ＭＣＩをきたす病理の多様性
第７章　ＭＣＩの主犯格・アルツハイマー
第８章　ＭＣＩの神経画像診断
第９章　認知症から逃げ切るために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[さと]

認知症ではなくその予備軍なるステージがある。この段階で気づいて対処をすれば認知症を避けられるかもしれない。ＭＣＩを含めすでに認知能力の低下を認める段階になる前に読んでおくべき一冊だと思う。何年か後、自覚するようなことがあった時、速やかに対処できるように、不安や恐怖に支配されないように、そしてそうならないための対策を今から講じられるように。日々の食事、運動、ニューロビクス、医療この四本柱が肝要。

2019/06/05

[けい子]

家族がMCIと診断されたのが読んだきっかけ。介護の仕事にも役立ちます。認知症の前段階でまだ認知症ではないという定義。この段階で手をうつと認知症になる時期を遅らす事ができるそうです。予防法には食や運動、服薬とありました。健康的な日常をおくること、他の病気予防にも役立ちます。

2018/10/24

[濱田]

物忘れがひどくなった母を理解するために読んだ本。 加齢による物忘れと、そうでない物忘れの違いが具体例で示されており、大変参考になった。 私自身、加齢による物忘れと記憶障害による物忘れの違いについて、知らないことと思い違いをしていることが沢山あったことに気づくことができた。 MCI (認知症予備軍)から本当の認知症に進行させないようにする対応策も教示されており、親に勧めてみたいと思う。

[SEGA]

医学的にいえば軽度認知障害（MCI)は認知症ではないとのことですが、軽度の認知症のことと誤解されやすいため、ここでは認知症予備群という表現を用いるなど、専門家以外にもわかりやすいように書かれた本です。巻末の専門医リストも価値があることでしょう。頭と身体をよく使い、偏らない食事をバランス良く楽しく摂り、かつ食べ過ぎないなど、当たり前に過ぎるような健康法の大切さも、説得力を持って書かれています。

2016/09/04

[読書侍]

正月久しぶりに帰省すると、84歳のオカンの物忘れがひどくなっていた。正月早々、ミステリーを中断して、本屋で認知症の本を買って読まなければらならいとは。

2015/01/18