徳間文庫<br> チョコレートTV

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徳間文庫
チョコレートTV

  • 著者名:水野宗徳【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 徳間書店(2014/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198938345

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内容説明

映像制作会社・チョコレートTV。〈老若男女に愛されるチョコのようなコンテンツを提供する〉はずが、いまや謝罪の手土産にチョコを持参する始末。時と場所を選ばずダジャレを連発、周囲をドン引きさせる社長の荒巻源次郎のもと、ドラマやバラエティー、はては息子の運動会のビデオ撮影まで、さまざまな現場で奮戦する社員たち。テレビをこよなく愛する人間たちのくすっと笑える裏事情。ユーモア溢れる物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

31
映像制作会社・チョコレートTV、6つのお話収録の連作短編集。テレビ業界ってホント大変だ…。第3話の熱湯風呂の物語が一番好き。話の合間にある社長が回答してくれるテレビ質問コーナーも面白かった。あと「若い子はブリッコなんて言葉を知らない」にびっくり。現代の若い子のブリッコにあたる言葉が何なのか気になる。2015/05/18

ゆう

19
『テレビは好きですか?』映像制作会社・チョコレートTVに勤めるディレクター、プロデューサー、AD、事務職…色んな視点から見た現場の奮闘短編集。飛び抜けたことしちゃうとすぐクレームが…とかで昔に比べて最近のTVはつまんないなぁ…なんて思っていたけど、《申し訳ありませんでしたっ!皆さんの働きのおかげで番組が放送されているんですね、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!》って考えが改まった。特殊な世界ではあるから大変なんだろうなぁ。チョコチョコ社長のテレビ質問コーナも面白かったな。2014/07/03

みやけん

14
★★☆☆☆人間ドラマもありつつ読みやすかったけど・・・TV業界に興味が無いせいかなぁ。第5話の運動会のビデオの話は良かった。作者は学校の同級生なので密かに応援している。三河弁の「じゃん・だら・りん」は懐かしいらー。2015/09/20

ガミ

9
映像制作会社チョコレートTVを舞台に、様々なジャンルの番組について社員の視点からコミカルに描いた短編集です。社員の抱える理想と現実のギャップに悩み、個性の強い同業者にたじろぐ姿は、業界が違うとはいえ、私たちにも通じるものがあります。社長の荒巻がかなりいい具合に入って、より面白くしていますよ。第5話が特に好きです。合間の「TVの質問コーナー」はいい具合に砕けていて、笑えます。2015/01/30

ゐわむらなつき

8
“テレビはまさにチョコレート箱だ。”様々な人間が番組という枠の中に収まり、最高の映像を作らんとする姿勢に胸を打たれる。テレビは一人では作れない。制作サイドでは方向性の違いでぶつかり合うこともあるし、収録では演者の都合なんかもある。チョコレートTVという制作会社で働く人々は不満もあれど、それぞれが自分の矜恃に従い職務を全うしており、実に輝いて見えた。そのような中で制作する彼らには頭が下がる。荒巻社長がまた情に厚い人物であるのが素敵だった。第3話の熱湯風呂と第5話のホームビデオの話が特に好きだった。2014/08/08

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