内容説明
日本各地に伝わる怪談の舞台を、加門七海と東雅夫と怪しい仲間たちが探訪。岐阜山中で、遠野の宿で、一行を待ち受ける怪奇現象の数々。迫真の怪談紀行にして名作ガイドでもある、かつてないトラベル・ブック、誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
58
《図書館》ずっと読みたかった一冊。東さんの文体?があんまり好きではないので読みきれるか不安だったけど、夢中で読んでしまいました。さすが加門さん。怪談巡礼団の続きが是非読みたいですね。2017/02/03
sora
35
表紙があまりにも明るく派手で軽薄?な感じがしたので、「怖いものには近づかない主義」の私でも大丈夫と思ったのが、間違いでした。せめてのなぐさめは、今日がお盆じゃなかったことかな。十分すぎるくらい怖くて恐ろしかったです。2014/07/29
そうたそ
34
★★☆☆☆ 「怪談」をテーマに様々なスポットを巡るガイドブック的紀行文。こういう視点から歴史史跡を巡ってみるのも面白いかもしれない。「幽」に連載されていただけあって、一部始終怪談話に関わる話ばかりで怪談好きからすればたまらない一冊かもしれない。こういう史跡巡りをするのは面白いとは思うが、内容に関して言えばそれほど面白いとも思えなかった。別に自分自身が怪談好きな訳ではないので、この程度にしか感じないのかな。京都は馴染みの場所なので、読みながら「ここにこんないわくが」と新たな発見ばかりだった。2014/08/25
瀧ながれ
25
怪談文学の舞台を訪ねてみようという企画。旅するのは、泉鏡花ゆかりの金沢や夜叉ヶ池、『遠野物語』の遠野など。東雅夫氏が文学などの解説をして、加門七海氏が実際に体験した怪異を語る構成で、時代は変わっても、まだまだ生きている怪異はあるのだなあと思った…。2014/07/09
うさっち
24
怪談文学の舞台となった地を巡る怪談紀行で、前半は少し読みずらかった。ホテルで霊が見える人に「部屋を変わって」と言われる事が一番怖い。起きた怪異について同行したメンバーそれぞれが感想を書いていて、一つの事を様々な角度で見れるのが面白い。恥ずかしながら、小泉八雲がギリシャ生まれって初めて知りました。2017/02/10