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内容説明
大企業優遇の経済政策、生活保護費など社会保障費の削減、社会全体に浸透する「人の価値は稼ぎで決まる」という価値観……国による「弱者切り捨て」が進み、人々もそれを受け入れつつある日本社会。この流れは、日本だけでなく、グローバリズムに席巻された世界全体の潮流でもある。私たちは人類が苦闘の末に獲得した「自由と公正を柱とする福祉国家」のモデルを、このまま手放してしまうのか? 古今の思想・宗教に弱者救済の根拠を探り、市場経済と多数決を乗り越える新しい倫理を模索する、渾身の論考。
目次
序章 私たちがいま手放そうとしているもの
第1章 「社会的弱者」への思い―私の場合
第2章 人の価値が稼ぎで決まる国
第3章 リベラル派知識人の責任
第4章 弱者は世界中で切り捨てられている
第5章 そもそもなぜ救わなくてはいけないのか
第6章 それでも人は手を差しのべてきた



