短歌的生活

著者名：高森邦明

東洋出版（文京区）（2014/05発売）

• ISBN：9784809677359
• NDC分類：911.104

内容説明

短歌的生活というと、想起するのは 土屋文明の「短歌は生活そのものである」であり、「生涯を一編の句集を編むように編んだ」とされる松尾芭蕉の俳句的生活である。 短歌的生活の俗的理解、老人的理解としては、「惚け防止の短歌」である。それでよいはずである。

目次

生き方（歌を作る生き方―同好会活動　歌作りを楽しむ生活）
詩性（詩性とは何か―批評から学ぶ　自然詠は詩性をどう捉えているか）
叙情（叙情とは何か―短歌と俳句　悲傷の歌―叙情の極み）
写実（事実と虚構―写実に始まる　写実―絵画的と余情的　写生の方法―事実と映像）
歌種（人間を詠む―仕事詠・生活詠　スポーツと旅を詠む―非日常の行動詠　社会の出来事を詠む―社会詠）
感動（詩的感動力の修練―感性を研く　歌作り三原則と感動案内）
想（虚構力の修練―写実と空想　疑問語と文展開語―発想変換の契機　短歌の表現カンバス―表現の自由さ）
論（風狂の生き方―芭蕉に従う　短歌は下手でよい）