ニュースがよくわかる生命科学超入門

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ニュースがよくわかる生命科学超入門

  • ISBN:9784799314906

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内容説明

STAP細胞騒動は、私たちには科学リテラシーが足りないという事実を浮き彫りにした。生命科学の本質をしっかり知っていれば、何が問題となっていて、何を議論すべきなのか、明確に理解できたはずなのだ。
わからないからこそ、知りたい! この一連のニュースによって、夢の技術といわれる「万能細胞」とはいったいどういうモノなのか、あらためて興味・関心が高まりつつあるといえるだろう。
再生医療や創薬の鍵をにぎるといわれるiPS細胞やES細胞とはなんなのか? 万能細胞について理解を深めるとともに、「クローンとは何か?」「DNAのはたらきとは?」といった、生命科学のキホンの「キ」がまるごとわかる「超」入門書。

目次

第1部 細胞と幹細胞の超キホン(細胞はいかにして幹細胞となるか ES細胞、そしてiPS細胞へ 「STAP細胞」というアプローチ 再生医療はどう行われているのか 遺伝子工学と人工幹細胞)
第2部 細胞と遺伝・DNAの超キホン(すべてのキホンは「細胞」から始まる DNAとRNAのふしぎな関係 生物はいかにして発生し、老化するのか 研究論文の評価とモラル)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

raizou27

2
 生命科学のおおよその内容を、わかりやすく教えてくれる。中学生にも確実にわかる内容だろうか。わかったつもりになっていた事柄も確認できました。ここまで探求が進んできた時代、ますます面白くなってきます。最終章に、研究者としての悩みや喜びの声が聞こえて楽しかったです。2016/10/06

竜王五代の人

1
2014年、STAP細胞騒動の年の本。だから二章を割いて、一章はSTAP細胞の発想元(植物細胞は簡単な物理的刺激で初期化できる、ならば動物細胞にも?)と、科学研究の進み方(論文と「ジャーナル」、研究とカネ・地位の関係)に客観的な材料を読者に与えるようになっているのが特徴。/本体はDNAには生命を支えるたんぱく質のレシピが載っているけど、ジャンクDNAで読み取り方が制御されたり読めないようにカバーされたり、そもそも分化した細胞の環境では読み取りが限られたりと、メディアと再生媒体の関係を思わせるものがあると。2022/12/09

SS

1
必要でそれぞれ混同されやすいキーワードがまとまっている。読みやすく解りやすい。2014/09/16

Kentaro

0
そもそも受精卵が母体で細胞分裂を繰り返すことで、ひとつの細胞が手になり足になり分化していく幹細胞の意味から、iPS細胞のガンリスクの話であったり、クローン羊の話まで簡素に理解が進みます。 STAP細胞がそんなに簡単な構造で出来るとは思えないと言うことが分かったかは定かではありませんが、培養液で簡単に初期化できるのであれば本当に正規の大発見だっただろうにとも思います。これで再現性がないと本当に騒いで終わったんだなと残念に思った一冊でした。2017/07/25

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