ハヤカワ文庫NV<br> 暗殺者の復讐

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ハヤカワ文庫NV
暗殺者の復讐

  • ISBN:9784150413071

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内容説明

“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、ある男に復讐すべくロシアに赴き、彼の館に潜入した。死闘の末、グレイマンは館を脱出するが、CIAの依頼を受けた殺人組織が追ってきた。だが、不可解なことが起きた。組織の一員で単独行動をとる男、デッドアイがグレイマンを支援し始めたのだ。彼の目的とは? イスラエルの情報機関モサドも闘いに介入し、事態は複雑に。予測不能の展開で描く冒険アクション。/掲出の書影は底本のものです

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

206
今回は冒頭から復讐が始まり、結末でも復讐する。予習と復習は大切だが、グレイマンは復讐に重きを置くのか。今回の相手はCIA下請けの民間軍事会社とモサド。三つ巴になる。長いシリーズにはお約束の偽主人公、偽グレイマンまで現れた。今回、アクションは割と控えめで、追跡劇と頭脳戦に重きが置かれている。ハイテクドローンに顔認識ソフトがグレイマンを追い詰める?はぐらかされていたあのキエフの件がついに明かされた!面白かったし熱かった。2021/04/06

KAZOO

105
この作家のグレイマンシリーズ第4作目です。読みでがありますが、あっという間に読んでしまいました。ロシアン・マフィアのボスをやっつけた後に今度は、CIAやほかの機関に付け狙われます。そこに彼を助けるデッドアイという人物がからんできます。一筋縄では終わらないエンターテイメントになっています。ストレス発散にはいいと思います。映画化してくれないですかね。2015/07/10

KAZOO

89
読みかえしの4作目です。ここではロシアのマフィアの親分を殺してその追撃からは逃れたという感じですが、CIAが下請けの会社に主人公の殺害を依頼します。ところがその依頼された機関の中にもチームがあったり、一匹狼の様な殺し屋がいたりということで複雑な様相を帯びます。さらにはイスラエルの情報機関モサドなども絡んできます。一匹狼の殺し屋が主人公に一緒の仕事を持ちかけたりしますが・・・・。よくまあこれだけのことを考え付きますね。2022/09/06

猿吉君

69
グレイマン4作目、いろんな人を巻き込みライバルも登場してあちこちへ行ってジェントリー大活躍!①ライバルですが読み進めるにしたがって嫌な奴感が増すのが凄い、作者の筆が冴えてます。②モサドの女の人はどう絡むのかと思ったら・・・でした。③ハイテク機器や武器がワクワクします、顔認識はスパイには辛いですね。④基本的に隠れているジェントリーはろくなものを食べないのでもうちょっと各地の食べ物とか食べさせてあげたいです(笑)⑤キエフはかなりアクロバティック。点数:満点→ページめくりが止まりません、すぐに反撃読みました!2020/08/20

ずっきん

65
続けて読むと飽きるかもね、なんて懸念は吹っ飛ばされた。シドレンコ邸襲撃から幕を開ける本書。これで一冊書けそうなもんだけど、このシリーズに限ってはそんなユルい展開はない。いきなり新たな戦いの幕開けである。デッドアイの小者感と、バビットのベタベタさ、いいねえ。いかにもアメリカ的な世界観は薄目で読む。なのに血がたぎって血圧ダダ上がる。ジェントリーから(心配で)目が離せない。ところで「がんばって」って和訳はないだろと引っ掛かったけど「たすけて」に至って、愛らしさメーター振り切った。あんたはもうこれでいい。2018/09/05

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