講談社+α新書<br> ジパングの海 資源大国ニッポンへの道

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講談社+α新書
ジパングの海 資源大国ニッポンへの道

  • 著者名:横瀬久芳【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 講談社(2014/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062728485

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内容説明

日本近海の海底には、金、銀、レアアースなど、約200兆円もの資源が埋蔵されている! 東日本大震災に見舞われた日本列島は、こうした過酷な自然災害が頻発する場所。しかし同時に、地球のプレートが沈み込む場所に存在するがゆえ、海底に世界有数の鉱物資源が生み出されるのだ。領海と排他的経済水域を併せた面積は世界6位を誇る日本の海の、特にその海底資源にスポットを当て、「ジパングの海」の巨大な可能性に迫ります。

目次

第1章 黄金の国ジパングの真実
第2章 資源大国・日本を支えた鉱山群
第3章 豊富な金・銀・銅の秘密
第4章 トカラ列島の宝探し
第5章 海底資源戦争
第6章 世界が羨む海洋国家・日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

31
戦国時代、江戸幕府の成立、明治維新、第二次世界対戦直前など、幾度となく、歴史の節目で日本の鉱工業はグローバル経済に積極的に関与し、日本経済を支えてきた。江戸時代から明治にかけて、鉱山経営に携わった民間企業の多くが財閥にまで成長した。 但し残念ながら、現在は資源大国日本の面影はない。企業規模で稼働している鉱山は九州の菱刈鉱山ただ一つとなった。 約700年に渡り、欧米諸国にとって日本はジパングであった。その日本が再びジパングになる可能性があると本書は言う。海底資源開発である。2019/10/03

ゆあん

7
図書館にて。海洋火山学者横瀬さん読みやすい。外国で鯨の保護のデモやニモがヒットするのは海洋学が根付いているからだと理解(日本の伝統は伝統だが)島国ニッポンなのに海洋学を学ぶ機会がほぼないのが恥ずかしい。火山があるからこその黄金の国ジパング、御嶽山の水蒸気爆発で世間は慄いているが災害対策及び資源として自国の地球惑星科学にそれぞれ個人が関心を持たなくてはいけないのではないか。しかし調査がここまでローテクだとは!しかも壁がありすぎる!先程読み終わった海堂シリーズの小説じゃないがもっと考えるべきだと思う。 2014/09/30

takao

3
海底金属資源2023/12/27

たかひー

1
★★★ あらすじに書かれている内容から想像するほどには現実は甘くは無いことが分かる。しかし、可能性があるならばそれをやはり国としてやるべきではないか。研究者の世界の中央優遇、地方軽視も情けない。2014/09/08

Ishida Satoshi

0
読了。天然資源に乏しいと思われがちな日本ですが、本書は日本近海に眠るとされている鉱物資源、金銀、レアアースについてわかりやすく海洋学、地質学的に検討。海底資源で日本の活性化が図れるのか?、といった話題に関心がある人にオススメ。海底資源探査の現場の苦労なども伝えられています。部局は違うけど、実は同じ大学の准教授の著作だったりする。講演会やサイエンスカフェとかで、一度お話聞いてみたいものです。

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