内容説明
心がほろっと温まる「街のでんきやさん」の話。電気製品を、どこで買っていますか?多くの方は、商品や価格が比較できる量販店かネットなのかもしれません。でも、わざわざ「街のでんきやさん」で買う人も多いのも事実。でなければ、量販店が何店もある街に、「街のでんきやさん」があるわけがないですから。その店で買う理由が、お客さまには、ちゃんとあるのです。その店だけができる心がこもったサービス、売っている商品を心から愛している姿勢、地域と共に生きる覚悟……。ときには、お客様がほしい商品を売ってくれないこともあります。それは、お客様のことを真剣に思ってのこと。役立たない商品は売らないという誇りです。でんきやさんで拾った心が温まるお話。商売で本当に大切なものがこの本にはあります。
目次
被災地のみんなと頑張るでんきやさんの話(その日まで、お預かりします。 洗濯機、お使いください。 お茶っこ、飲みに来たよー。 遠く離れても、こころは町内。 ほか)
あなたの近くで頑張る街のでんきやさんの話(もれなく“私”がついてくる。 「できません」は、言えません。 おばあちゃんのアイドル先生。 おじいちゃんが喋った! ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
n-shun1
3
図書館の電子書籍で。街の電器屋さんのインタビュー本。出版社がPHPだけにPanasonicのお店。昔は日立や東芝の電器屋さんもあった気がするけど,今残っているのはほとんどがPanasonicのお店。東日本大震災でのエピソードから始まり,地域に密着した電器屋さんの良さの紹介。家を作るときに地元の電器屋さんに入ってもらうとその後のメンテンスはやりやすいな。調理家電の使い方を定期的にお店で体験する会を催すというのも面白い。高機能多機能を使いこなせない場合が多いし。2023/09/09
じじちょん
2
個人の電器店のエピソード集。震災の体験談も多い。 ネットや大手電機店の方が種類も豊富でお得なため、若い世代は敬遠しがち。 家電に限らず、電球の取り付けやその他の雑用など何でも屋さんの存在は町村や過疎地、高齢世帯には必要不可欠。 改めてそう感じさせる話が詰まっています。 2018/03/15