内容説明
都内・観光地の有名路線を中心に、困難な凸凹地形をどのように電車が走っているのかを徹底的に検証。さらに急勾配やカーブを乗車しながら楽しめるポイントを伝授していく。普段何気なく乗っている電車の見方が180度変わる一冊。
目次
第1章 ひと味違う「山の地形」が望める車窓
第2章 実は山あり谷ありの山手線
第3章 峠越えする鉄道―急勾配をどうするか
第4章 神出鬼没 東京メトロ丸ノ内線凸凹の旅
第5章 知られざるジェットコースター・メトロ 都営地下鉄大江戸線
第6章 鉄道カーブ名場面50選
第7章 東京23区内 私鉄沿線地形散歩
第8章 海岸の豊かな地形をゆく
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
47
旅行本は数多く読んだが、地形図や断面図から路線をみたのは初めて。都内の地下深い駅や、急カーブが続く路線なども取り上げられており、こういう理由でこの線形かと納得。2018/03/02
たくのみ
10
「ブラタモリ」でもやっていた東京の地形の高低差を楽しむ世界。その鉄道版だった。川によって刻まれた東京の谷間をぬうように走る電車たち。いつも乗っている山手線や大江戸線の路線を縦断面で分析しながら、東京の地形と地名、さらに駅名の関係を解き明かしてくれる、まさに通勤で読むのにピッタリな本。地方のマタサキ駅、ナベツル路線、人為的な鋭角カーブなどは別の本でもよかったかも。2014/12/28
浅香山三郎
6
地形+鉄道といふ、乗り鉄といふよりは、地図鉄とでも言ふべきジャンルの本。地形の本も、鉄道の本も、本屋でコーナーができるくらい多いけれども、本書は、著者による山手線・丸ノ内線・大江戸線の手書き縦断面図が魅力的。関東の話が多いので、土地勘がないのだが、それでも東京の地形の起伏の激しさは、これほど迄のものかと思ひ知らされる。2015/11/28
やまほら
3
題名の「凸凹」は、水平方向の凸凹(つまりカーブ)も指しています。山手線・丸ノ内線・大江戸線等に関する詳細な記述は、どんな勾配や曲線にも、その理由があるということを改めて感じさせられます。ただ、実際にこれらの路線に何度も乗っている人でないと、ただ読み流すだけになってしまうのではないかと…。ぜひ、著者の解説付きで、掲載されている路線に乗ってみたいものです。2014/05/24
Hiroki Nishizumi
2
地図ヲタなので目を通したが、あまり参考になるところはなかったような気が…2014/07/22