内容説明
若き公爵夫人ソフィアは幸せだった。愛する夫のヴェイン、そしておなかには赤ん坊が……。ところが、ある日夫の愛人からの手紙を偶然読んでしまい、動揺したソフィアは階段で足を滑らせ子供を失ってしまう。幸福の絶頂から一転、そのできごとをきっかけに、夫婦はすれ違いの生活を続ける。だが、偶然ふたりは雪に閉ざされた椿屋敷（カメリアハウス）に滞在することに。妻と和解したいヴェインは良い機会だと思うが、ソフィアは夫が伯爵夫人と不倫をしていると勘違いし、かえって険悪な雰囲気になってしまう。しかし、ヴェインの亡き母が遺した宝探しの“指令”を見つけたことがきっかけとなり、ふたりはずっと秘めていた相手への想いと向き合うことに……。夫婦のあいだに雪解けは訪れるのか――。デビュー作にしてRITA賞ファイナリストの傑作！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trink
5
おつむの足りないアナベルを楽しむお話。いやなライバル出た！最悪！と思っていたらうまい狂言回しとして活躍しだすの、嫌いじゃないです。2016/08/20
ひまわり
5
夫婦再生もの。これはヒーローがへタれすぎる。ヒロインが一番つらい時期に仕事にかこつけて国外逃亡の上放蕩の限りを尽くされたらすんなり許される訳がない。今までの愛人リストを書かせたヒロイン。それは墓穴だよ・・・2014/06/06
まめもち
2
人騒がせなシーズン1。愛人の存在をほのめかす手紙が原因で流産したソフィア×ヴェイン。昔の放蕩が原因で夫婦関係にヒビが入り、和解したくても妻にはねつけられる夫。流産に動揺してるのはお互い様とはいえ、妻を1人にしてはいかんよね。しかも言われたからって昔の愛人リスト作るって、バカ正直にも程がある。要求しといてリストの長さにキレる妻もどっこいどっこいwヒーローが子供時代を過ごした屋敷に２人だけで閉じ込められ、ヒーローの亡き母の残した宝探しをきっかけに関係修復していく。時々べたな邪魔が入るのはご愛敬w2017/04/09
uni
2
夫婦再生のお話。ある出来事がきっかけで幸せな結婚生活が一転。放蕩者だった夫ヴェインの過去のツケが回ったというところだろうか。今は亡き母がヴェインの子供時代に残した手紙をみつけて、それを手がかりに宝探しをしてみたり、迷惑な夫婦のドタバタに巻込まれたり・・と重いテーマを感じさせない内容になっています。まあまあ面白かったけれど、心に響くものがなくてちょっと残念。次作はヒロインの妹ダフネだそうです。2014/05/14
しまみ
1
☆42020/09/11
