内容説明
医療の世界でも、2011年頃を境にビッグデータ(bigdata)関連の医学論文が急激に増えてきた。論文の内容をみれば“Publichealth”関連が最も多く、これに続くのが“Healthcare”に関するものだ。
とはいえ、ビッグデータの実態はと問えば、まだ誰も確たる答えは持っていないのではないだろうか。
本書では、医療におけるビッグデータの意義にフォーカスし、医療ビッグデータが産み出す価値についての考察をまとめた。本書が、日本における医療ビッグデータ活用の嚆矢となれば幸いである。
~「はじめに」より抜粋~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hirotaka Nishimiya
1
医療業界においてのビッグデータ活用の方向性、余地をざっと知るには良い本だった。統計的な記述は基本的なものばかりと感じたが、「これまで統計的手法がバイアス排除の為にサンプリングの仕方に四苦八苦していた部分を、そもそもビッグデータは(ほぼ)全数調査を前提とするのでそのような努力自体が不要になる」というのはなるほどと感じた。2017/02/20
こたちゅう
0
仕事に関係があって、手にとった本。日経BP社という出版社から出ているが、読んでみると若干専門書というか、医療関係者向けに書かれているかな、という気がする。私のようなド素人にはちょっと厳しい。しかし、世間で聞かれるビッグデータが、医療界ではどのように使われ、どんな問題があるのか、将来展望等、うまくまとめられていていい本だと思う。ページ数が少ない割に基礎知識がない私には時間がかかったが、興味のある人にはお薦めしたい。2014/08/26
dreamer
0
2、3年前に部分読みしてたのをやっとほぼ完読。もう6年も前の本になってしまった、、 喜連川先生の言葉を指標に、この分野の一員として職業人生を捧げられるよう精進します。2020/04/05
ゆきの
0
医療ビッグデータについて、海外での活用状況や日本の有識者の発言、今後の人材育成まで幅広く述べた本。この分野に興味がある人は一読の価値あり。2019/02/06
YNR
0
医療ビッグデータに関わるものは全て、高潔な気持ちを以ってデータと真摯に向き合うこと。2018/11/28
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