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内容説明
毎日を楽しんで過ごしている人は、どのようなことをしているのでしょうか。著者自身が、年を経るごとに、人生におけるいろんなことが楽になっていくことを実感しているようです。年を取って、お世話になる人が増えて、人に頭を下げる場面が増えると、人の好意を素直にありがたいと思えるようになる。そんな感謝の気持ちが、「徳」(トク)を積むことにつながるといいます。「本当の幸福とは何か」をテーマに、様々な角度から思考していく。その姿に、共感を得る人も多いのではないでしょうか。本書は、「『今ここ』に集中する」「『気持ち悪さ』を大事にする」「『場の力』を知る」「付き合う相手で八割決まる」など、不安に思う心や悩みの正体を見つめ、少し「得」(トク)したな、と明るい気分で生きていくための方法を紹介します。不安は心の内面にあり、現実にはまだ起こっていないのだということに気づけば、きっと気持ちが楽になります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユズル
14
最初は難しいかしらと思いましたが、心の声を名越先生の優しい語り口でアフレコして読み進めていくうちに、どんどん、ああそうそう!わかるわかる!とひきこまれていきました。本の中で『大円鏡智(だいえんきょうち)』とい言葉が出てきます。水面がさざ波立たず、鏡のように落ち着いた状態、ちょっとでも心がざわついていたら、真実が見えなくなるんだよという教えだそう…私にかなり必要な言葉です。この本でトクするコツが知れたかというと、そこは人それぞれ、ただ何らかの言葉が引っかかり、心に残ると思います。2014/05/19
こまち
4
不安というのは「未来を予測する」ことによって生じる。だから、それを軽減、あるいは消していくためには、「今ここ」に集中することが有効である。2017/02/23
チエコ
3
アンリミテッドで読んだ、ちょっと哲学っぽい内容。自我とは何か。2017/04/23
こまち
3
再読。不安というのは「未来を予測する」ことによって生じる。だから、それを軽減、あるいは消していくためには、「今ここ」に集中することが有効である。2014/08/16
なつ
1
ある程度楽に生きるには、目に見えないものを信じたり、宗教的なことに少しでも自分を預けないと難しいのかな。 「元気」という言葉とハイテンションな空気の結びつきの件は、ハッとしました。 一人の時間の使い方、本当の意味での充実をもう少し考えないと、上っ面だけ。2016/05/15