内容説明
古代、神と人とがまだ近しく生きていた時代。太陽を司る昼女神が失踪し、太陽の光の届かない里で、巫女・雪荷は病身の半人前。それでも役に立ちたいと躍起になる彼女の前に目映いほどに美しい若き男神が現れる。神は雪荷の歌声を気に入り、ひとときも離したくないと言う。無邪気な男神に戸惑いながらも、彼に仕える決意をした矢先、運命を変えるもうひとりの男神が! 賢明に生きる一人の少女が神々を突き動かして――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フジ
19
評判が良さげなので、読んでみましたがやはり良かったです。とにかく終始優しい気持ちになれる物語。病弱ながらも、芯のある柔らかい女の子、雪荷と不器用だけど真っ直ぐな神、炬の関係が丁寧に書かれていて、うっとりしてしまいます(*^^*)ラブ要素だけでなく厳しい展開もあって読み応えありました!次も出るそうですが、続きというよりオムニバス形式なのかなぁ。どっちにしてもまた買う!2014/05/28
ゆり
11
神様と人間が共に暮らす古代日本が舞台のファンタジー・ラブロマン。これはいい少女小説!読みやすくて丁寧な文章と言葉、それでいて波乱万丈の展開で、夢中になって読んでしまいました。病弱だけど健気で芯が強い雪荷に二柱の神が惹かれていくのが読んでいくごとに良くわかるなと。炬と雪荷と流れ里の人と神々の暮らしぶりが楽しそうであたたかくて好きでした。初土比売も息吹はじめ手下の神々たちも、菜摘ちゃんも真鳥も皆いいキャラしてる。二巻は主役が変わったりするのかな?楽しみです。荻原規子さんの勾玉シリーズを読み返したくなりました。2014/05/05
ユイ
8
神と巫女の恋物語。「神話にはぶっ飛んだものが多い」という某鬼神さんの言葉をしみじみ思い出させてくれたオチでした。2014/10/14
こばこ
8
いい話だった。この作家さんはマイナスのファクターを悲しいままで終わらせないでいてくれるので、心の底では安心して読める。カガリと雪荷の夫婦っぷりに癒されました。お互い想いあってお互い成長しているところなんか素敵だなぁ。同時に、私は咬ませ犬に弱いので、朔夜やイウヤに肩入れしてしまう。「なんで私じゃないんだ」って色恋の妙ですよねぇ。みんなワガママだなぁと思うけど、人間特に色恋に関してはわがままにならざるを得ないよねと納得した。最後はなかなかびっくり。長い命がある神だからこそできる選択ですね。2014/06/26
まりい
8
丁寧に作り込まれた世界観に、優しく心地よい文章。そして相変わらず大胆なストーリー展開にどきどきさせられっぱなしでした。雪荷と炬が惹かれあい、共に暮らしている日々が本当に温かくてだからこそ物語後半は切なさに胸が苦しくなりました。ラストは少し驚きましたが、ふたりに再び幸せな日常が訪れたらと思います。続編もあるということで、今からとても楽しみです!2014/05/21
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