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内容説明
大阪・西成の下町から裸一貫で出発して、ボクシング界に一時代を築き上げた男、津田博明。その成功の礎にいたのは、あの赤井英和だった。世界王者という夢を抱いた男達の熱意と思惑、そして「孤独」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テクパパザンビア
7
壮絶なKOシーン覚えてるな…ホンマに浪速のロッキーやった。生死をさまよい芸能界というリングで暴れてる赤井英和は私のヒーローです。2015/01/30
10416
7
読んでてあんまり気分のいいもんではなかったなー。結局どういう人なのか、悪者として描きたくても描けないもどかしさというか、著者もわからないまま書いているような…?2014/09/18
ひとまろ
6
裏ではこんな話だったんだね。 赤井の当初の戦績だけ見るとインパクトのある選手に見えるけど 実はプロモートされたマッチメイクがあったから。2015/04/05
まめ
6
今の自分達との現状に若干重なる部分があり、のっけから胸が苦しくなる。赤井にしろ津田にしろ役割、立場は違えどボクシングという商売で成りがるというか、その日暮らしの生活をつないでいく。最初の少人数での立ち上げの頃は、選手も経営者も同じ夢のベクトルを歩んでいき、利害が一致している。しかし、スポーツビジネスの難しさは、選手としてはリミットがあり選手人生は限られている。一方で、経営者は一選手が全てはないということ。ここに立ち上げ野、創業選手である赤井とジムのオーナーとの葛藤苦悩が悲しく切ない。2014/07/06
電羊齋
5
津田博明は確かにボクサーを「商品」だと言った。だが、著者が指摘するように、それは冷徹な言葉を吐き出すことで、自らを鼓舞しようとしたように思えてならない。本書を読む限り、彼はボクサーを商品として扱うことに徹しきれていないからだ。そして、同時にボクサーの心情にもうまく寄り添えない不器用な男でもある。彼は試行錯誤を繰り返しながらそれでも前へ進もうとする不器用な努力家だった。津田は葛藤の末に袂を分かった弟子「浪速のロッキー」こと赤井英和となんと似ていることか。この二人が和解できなかったことが残念でならない。2014/08/26