中公文庫<br> 檻の中の鼓動

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中公文庫
檻の中の鼓動

  • 著者名:末浦広海【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 中央公論新社(2014/05発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
  • ポイント 280pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122059344

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内容説明

スキャンダルで警官を辞めた蘭子は、過去を秘めデリヘル嬢の送迎係をしている。ある日、担当チームのアキナが接客中に出産。すぐ闇医者へ搬送したが、残った指紋から警察が動き出した。七年前の嬰児産み捨て事件で採取されたものと一致したというのだ。かつてアキナを襲った悲劇とは何だったのか? 蘭子は母子を救うため、真相を探り始める。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

39
サクサク読めますが、最後があっさりしているように思えました。7年前と現実の絡む悲劇の真相を探り始める蘭子は流石元刑事ですね。とはいえ、彼女に共感できなかったのが残念です。良い人と悪人のボーダーラインがはっきりしないので、作品自体が薄いものになってしまっている気がします。2024/03/27

26
さくさくと♪読後感よろしくない(>_<)蘭子さんに感情移入できなかったし、お話しも…、ちと残念なり。2017/11/26

カヲリ

3
帯の「全てを失った元女刑事が新たな命のために立ち上がる」という文と始めの文章のリズムで購入した。時間つぶし本には調度いい。デリヘル嬢の嬰児生み落し事件から悪徳警察官暴きまで、犯人が分かるところもあれば、へぇ意外というところもあり、小説自体はまずいところもないのだが、主人公の元女刑事に全く共感できず、物語にのめり込むこともできなかった。いい人と悪人の差があまりにもはっきりしていて、ボーダーがないせいで人間味の幅がない。下手な文章ではないと思うけど、悪い意味でさらさら読めてしまう。2014/04/26

マルス

0
<オビのコピー>すべてを失った元・女性警官が新たな命のために立ち上がる。2014/04/28

perakichi

0
んーう!それほど、よくない話とは思えず、むしろ、ひとや生命を大切にすることの意味を再認識できるような話として、拝読したんやけど…ただ、周りにも、素敵だと思う人はいますが、タバコの臭いを好まないので、そのあたり、蘭子さん…って思いますなぁ…2022/02/12

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