内容説明
腐女子とリア充は両立できる!文学、コミック、音楽、ファッション、アート…文化系・肉食系バイリンガルの湯山玲子が間違った文化系女子に喝ッ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamaneko*
57
ジェーン・スーさん的なキレキレの分析がてんこ盛り。文化系はリア充の対極で、エロスをスポーツで発散する代わりに妄想にエネルギーを向けていると定義づけている。でも、本当に作品が〝読める〟のは、自分の人生体験に重ね合わせたとき。文化教養をファンタジー的な「逃げ道」や「居場所」止まりにして思考停止しないで、それをキッカケにして自省し、現実における恐怖を取り除く方向に掘り下げるべき、と熱い文化教養持論を展開する。幾つになっても、好きなジャンルに安住せずに好奇心旺盛に取り込む姿勢は素晴らしいです。2015/03/18
魚京童!
22
男は仕事に打ち込み、女は文化に打ち込んで、結婚しない。老人が増えるわけだ。2015/05/11
ココロココ
17
湯山先生の本は、初読み。猫町倶楽部の課題本なので読んでみた。第7章が面白かった。とにかく人に話すこと、人に否定されようが人に話すことによって、自分に落とし込んで行くこと。これが大事。私もそう思う。2015/04/22
ユズル
16
文化系女子のジャンルの多さったら。なんか思った感じの内容ではなかった。途中に著者の生い立ちとか急に入ってきて、自分語り的な感じもピンとこなかったです。2019/04/21
なるみ(旧Narumi)
14
上野千鶴子センセイのおひとり様の老後を読んで、著書の「女ひとり寿司」や「四十路越え!」が非常におもしろかった印象のある湯山さんの(たぶん)最新作。偶然図書館の新刊コーナーで見つけたので読んでみました。湯山さんによると、恋愛に徒労感を感じた女性たちが今や映画•演劇•古典芸能…あらゆる文化の現場に進出し、文化系女子として生きているとのこと。BLまでを網羅した文化系女子たちの生き方と文化論をまとめたような一冊でした。「草間弥生のカボチャを観に行って写真を撮りSNSにアップして満足。自分を着飾るファッションの一つ2014/07/13