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内容説明
米国発の金融・経済危機,それに続く国家債務危機…….世界経済は,ますます混迷の度を深めている.いま何が,なぜ起き,今後どうなっていくのか?1988年の初版以来,二度の改訂を経て多くの読者に読み継がれてきたロングセラーが,最新データと丁寧な用語解説を入れて,10年ぶりに登場.
目次
目 次
まえがき
序章 世界経済の二重の危機──金融危機と国家債務危機
Ⅰ 進行するグローバリゼーション下の世界経済
第1章 グローバル化vs.地域化
第2章 貿易とさまざまな協定
第3章 変わりゆく多国籍企業と海外投資
第4章 国際通貨体制と円のゆくえ
Ⅱ 地球経済のベーシックス
第5章 一〇〇億人の地球へ
第6章 食料と人口バランスのダイナミズム
第7章 エネルギーと資源──ポスト3・11の展望
第8章 工業化と環境問題──循環型社会の可能性
Ⅲ 南北問題の動向、グローバル軍事化、日本の選択
第9章 南北問題、ODAと地域秩序
第10章 進行する軍事化、根づく市民社会
おわりに 新しい豊かさを求める私たちの選択
重要語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
22
2012年の難民数は、 1990年代の2倍以上で、 4520万人(23頁)。 CSRとは、企業のガバナンスの透明性、 雇用、消費者への責任、環境保全 などで、「良き企業市民」として 行動することを社会に証明する(91頁)。 であるならば、私の周辺の小売業は、 悪しき住民への健康被害と人権侵害を しても謝罪や賠償もしない、 イカレタ企業でCSRの欠片もないのである。 アメリカドルが垂れ流され、 ドル価値の安定が保たれない。 ドルのシニョリッジ効果という。 優位、覇権効果(109頁)。 2014/05/06
coolflat
14
昨今の世界の経済問題、特にグローバリゼーションから派生する諸問題を解説している。171頁。資源危機はなぜ生じたか。長年、北の国から出てきた多国籍企業によって、資源を安価に採掘、移転されてきた南の生産国が、資源の価値を認識し、自国の資源に対して主権を確立し、輸出国による同盟や生産国カルテルを結成して、資源の清算をコントロールし、そのことによって、価格を統制するようになったことがある。70年代の2回に渡る石油ショックを経て、南の国が新国際経済秩序を推進し始めたことが、20世紀後半に起こった資源危機の本質である2017/05/07
masabi
14
世界経済入門。経済格差、人口、環境問題、軍事など一国の努力だけでは如何ともしがたい問題に対する大まかな視座を与えてくれる。問題を解決するためにも国家間の協力はもちろん市民団体の参加も大きな要因となる。2014/10/30
slider129
12
仕事や投資の情報を得る為に読んでみたのだが、世界経済の現状よりも地球の環境破壊の進行具合に驚いた。石油やレアメタルなどの枯渇資源は勿論のこと、森林伐採による砂漠化の問題、魚類の乱獲による海洋環境の破壊に、放射性廃棄物に代表される過剰なエントロピー(ごみ)の廃棄、あげくの果てに農薬耐性のための遺伝子操作野菜に抗生物質漬けの畜産物と、同胞の健康までも蝕んでしまうほどの功利主義に地球の未来はあるのだろうかと考えさせられた一冊。人間という輩は地球という星を蝕みつくすウイルスの様な物かも知れないな。2014/05/19
ザビ
10
貿易、人口と食料、経済格差など、世界経済の様々な事象やキーワードを紹介してくれる概要書。世界人口70億人(わずか半世紀で2倍)、世界GDP2010年に70兆ドル(わずか20年で3.5倍)など、発展途上国への融資と引きかえに進んだ規制緩和→市場経済の拡大が、急激な成長を加速させてきたように感じた。このまま「効率と競争」優先の自由経済&成長に価値を置くのか、それともそこそこの成長と社会の質を追及する定常経済へ考え方を移行していくべきなのか。そのバランスは…?難しいけど、突き詰めていく必要はあると思う。2020/04/19




