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内容説明
6550万年前、直径10~15kmの小惑星が、地表に対して約30度で、南南東の方向から地球に衝突した。衝突速度は秒速約20kmと推定されている。衝突地点周辺では時速1000kmを超える爆風が吹き、衝突の瞬間に発生する蒸気雲は1万度を超えた。この衝突によって引き起こされた地震はマグニチュード11以上と推定され、300mに達する津波が起こった。巻き上げられた塵が太陽光を遮り、「衝突の冬」が始まった。
目次
第1章 2013・2・15―ロシアに落ちた隕石
第2章 地球を直撃する天体の衝突頻度
第3章 文明誕生以来記録に残る最大の天体衝突―ツングースカ爆発
第4章 クレーターの科学
第5章 天体衝突と地球史
第6章 激変説と斉一説
第7章 恐竜を絶滅させた天体衝突
第8章 文明史における天体衝突
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
23
#感想歌 小惑星彗星隕石クレーター天体衝突ツングースカ爆発2017/09/26
卯月
7
職場本棚。2014年刊。同著者『銀河系惑星学の挑戦』はカルチャースクール講座だが、これは物理知識必要な本だな。火球や隕石は爆発現象なので、TNT火薬○トン分のエネルギー、で表せる。核実験監視網で火球も感知。核爆発は点だが、天体は爆発が進行方向線状に連続。隕石が直接突っ込んで地面抉るのではなく爆発なので、進入角度によらずクレーターは円というのは成程。急に上部の圧力が消えるので、下からの圧力でクレーター中心が少し凸。計算機でツングースカ爆発もシミュレーション可能だが、基礎データは室内での衝突実験なのが面白い。2024/02/18
女神の巡礼者
5
天体衝突を真面目に科学的に論じた本を初めて読みましたが、これはヤバイですね。冒頭、2013年2月15日にロシアに落ちた隕石の詳細が述べられていますが、多数の動画が残され、爆発の衝撃でガラスが割れるなどの被害が報告されています。幸い死者はでなかったものの、その後の調査で落下したのはわずか20m弱の小惑星だったことが判明したそうです。そこから有名なツングースカ大爆発、そして白亜紀末の恐竜を含む生物の大量絶滅の原因と考えられている天体衝突の被害を科学的に考察していますが、それは地震や火山以上に危険な災害ですね。2024/07/27
mft
4
天体衝突の科学と解明の歴史は面白かったが、斉一説vs激変説の話はピンと来ない。世代の問題?2015/02/28
文章で飯を食う
4
チェリャビンスク隕石と恐竜の絶滅を軸に、斉一説から激変説へのパラダイムシフトを説く。実際、東日本大震災以降、明日は今日の延長では無いことは、明らかである。しかし、私達は今日の延長では無い明日を、語る言葉を持たない。私達の日常でさえ、携帯やスマホの登場の前後で異なる社会になっている。今後、変化はさらに加速して行くだろう。2014/11/01
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