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内容説明
「くまモン」アートディレクションなどで話題の、日本を代表するデザイナー発「センスの教科書」。センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上することを説く。顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、仕事を成功させるノウハウを紹介する。
目次
Prologue センスは生まれついてのものではない
1 センスとは何かを定義する
2 「センスのよさ」が、スキルとして求められている時代
3 「センス」とは「知識」からはじまる
4 「センス」で、仕事を最適化する
5 「センス」を磨き、仕事力を向上させる
Epilogue 「センス」はすでに、あなたの中にある
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
207
センスは後天的に獲得できるもの、というのは勇気づけられます。一方で、後天的に獲得できるモノは全てのモノではないので、センスは人夫々とということになるのではないかと思ったりしました。ということは、各々が何に対するセンスがあるのかは、何に対して強みがあるのかということに類するものではないかと思いました。2023/10/31
岡本
182
Kindle。多くの読者同様にセンスからは縁遠いと思っていたが、本書を読んで知識不足であった事が分かる。幅広く知識を取り込む為にも読書に力を入れていこうと思い直す事となった。2024/03/15
ちくわ
137
【♪】タイトルを見てホンマかいな?と思ったが、もしも本当なら嬉しい!と興味本位で読み始める。感想…論理と事例でセンス=知識が裏打ちされており、久々にビジネス書を読んで楽しさを覚えたかも。思えば自分が出来ない事を安易に『センスが無いから』と逃げてきたが…この考えが思考停止だった事に気付かせてくれただけでも良書だった。さらに、普通を知る(≒知識、評価軸を増やす)事で、誰でも一定レベルまで到達出来るなんて…うおぉぉぉ、オレみたいな凡人にも温っかい! 私見だが、センス=知識×原体験 で数式化出来るような気もする。2025/11/04
Miyoshi Hirotaka
116
センスとは特別な人に備わった才能ではなく、小さな努力の積み重ねの上に身につく能力。不格好なパソコンは顧客の声だけを聞いていたら洗練されたiPhoneにはならなかった。航空後進国だったわが国が、零戦や隼を生み出せたのは、技術者に顧客の要望の先や裏を推測する力があったから。市場調査によりニーズを知ることは大事だが、それに依存することは思考停止と同じ。センスは論理の組合せ。数多くのステップを短時間でこなすから他人には感覚のように見えるだけ。階段の一段一段はさほど大きくはない。それを上ろうとする決意が差になる。2016/09/30
mukimi
111
高校恩師の言葉「数学のセンスがあるとかないとかはナンセンス、大抵は知識があるかどうか。知識が多い人がより多くの問題を解ける」を思い出した。社会人になってからもそれは万物に共通することだと感じていたから、本書は、そういうことだよね、と確認するような読書。くまモンが、熊本なので日本らしく、ヒグマっぽい黒で、との思考過程でデザインされたのは興味深い。自分の興味外のことにも触れる冒険が大切とのことだが、仕事に生活にいっぱいいっぱいでそんな冒険出来ないよ…と嘆息しつつ、視野を広げることを渇望している自分に気付く。2023/09/22
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