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内容説明
20年読み継がれるロングセラー!
将来を予見して成功に導く魔法の杖でもあり、あなたの思考を縛る足かせにもなるもの――それが、「パラダイム」だ。
イノベーションには欠かせない「パラダイム」とは何なのか、パラダイム・シフトはいつ起こるのか、また誰が起こすのか、どうすればパラダイム・シフトを起こせるのかを解説する。
「初版が発行された1995年以来、わたしは仕事のバイブルにしてきたと言っても過言ではない。なぜ本書は、時代や立場が違っても、古びないのだろうか。理由はいくつかあるが、一つは単に知識を与えてくれるのではなく、大きな「気づき」を与えてくれるところにある」――内田和成(序文より)
目次
将来を見つめる
先見性が勝負を決める
パラダイムとは何か
新しいパラダイムはいつ現れるのか
だれがパラダイムを変えるのか
だれがパラダイムを開拓するのか
パラダイム効果とは何か
パラダイム効果の実例
二十世紀のもっとも重要なパラダイム・シフト
振り出しに戻る
パラダイムの重要な特徴
管理者とリーダーとパラダイム
一九九〇年代のパラダイム・シフト
そして、時は行く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
36
1995年初版のロングセラー本。イノベーションには欠かせないパラダイム(ルール+規範)について徹底分析。古い慣習に縛られたり、思い込みをなくさないと時代に取り残されて パラダイム・シフトに気付けない。頭がよくて常識的な人ほど将来が見えずに取り残されていく、平成の日本に足りなかった要素が散りばめられた一冊。過去の成功に甘んじて 没落していった産業例も紹介されており、いい学びになった。2019/10/11
Bashlier
16
5/5 きちんと努力しているのに結果が出ない、などなんともいえない腑に落ちない感覚を味わったとき、本書を手に取ってみてはいかがだろうか。小難しい本にみえるのだが、ビジネスや勉強、友人関係、はたまた恋愛、あらゆる事に対してのもやもやをすっきりととらえ直せるかもしれない。納得いかない敗北は、実は次なる非連続的な成長の第一歩となる可能性が高いのだ。問題をきれいさっぱり一からとらえ直す事ができれば、大きな飛躍のきっかけに出来る大チャンスかもしれない。2016/07/24
ゆーすけ
5
「論点思考」の内田和成さんが自身のYouTubeで推してたので、軽い気持ちで読んでみたら衝撃を受けた。まさに今、AIが爆発的に進化を遂げている最中、これを「一過性のブーム」と言っている人はまさにパラダイムの罠に陥っているのだろう。「パラダイムが変わるとき、だれもが振り出しに戻る。」この一文こそ、この時代、この瞬間を象徴している。当たり前を言っているようだが、なんとなく分かってるのと、パラダイム・シフトが及ぼす影響をきちんと認識したことの差は大きい。初版から25年以上経つが、このタイミングで読めて良かった。2023/04/04
かなた
5
パラダイム=ルール。パラダイムシフトは無知な人、詳しくない人が起こす。常識に縛られない考えがパラダイムを変える。アウトサイダーはロジカルではなく、エモーショナルに考えられる。データを待っていたら、ブルーオーシャンがなくなる。ほとんどの場合、正解は2つ以上ある。パラダイムは常に変化する。2020/09/06
芸術家くーまん843
5
政府は相変わらず旧パラダイムにおける景気刺激策を取り著作権法や労働法、税制など新たなパラダイム、産業振興に適応した体制の実現にまだまだ時間がかかりそう。国家でも企業でも成功する組織というのはパラダイム・シフトを先読みしきっちり適応、それには過去の成功法則を忘れる必要がある。われわれがどうやって「パラダイム・シフト」を予見すればいいかあるいは自ら革命家となって「パラダイム・シフト」を起こすにはどうすればいいのか古いパラダイムに囚われている時どうすればそこから抜け出せるかヒントがたくさん用意されている一冊。2014/04/21