新潮新書<br> 働かないオジサンの給料はなぜ高いのか―人事評価の真実―

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新潮新書
働かないオジサンの給料はなぜ高いのか―人事評価の真実―

  • 著者名:楠木新【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2014/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106105654

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内容説明

会社の人事評価に理不尽さを感じ、不満を持つ人は多い。働かないオジサンが高給を取る一方で、仕事に追われる中堅や若手が安月給で使われていたりする。なぜ、このように不条理に思える事態が生じるのか。大手企業で人事畑を歩いてきた現役の社員が、日本企業の人事評価のメカニズムを丁寧に解きほぐす。併せて、人事評価とサラリーマンのキャリアの望ましいあり方についても提言する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

350
タイトルはおじさんメインの様だが読んでみると若い時と歳を重ねた時の立場の違いがあるのだと知った。入社時の同期や歳とった社員の対応など勉強になった。2017/04/23

パフちゃん@かのん変更

76
新卒一括採用と終身雇用の制度で働かないオジサンは生まれる。組織はピラミッド構造だから、40歳近くになれば管理職競争から逸脱するものが出始め、働かないオジサンが生まれる。既得権からそれなりに給料は高いのだがそれは若い頃モーレツに働いてきたから元は取っている?とのこと。年功序列が問題ありと言っても成果主義にすれば解決するモノでもない。土光さんの5つの行動基準は秀逸「相手の立場にもなってモノを考える」「約束をきちんと守る」「言行一致」「結果を小まめに連絡する」「相手のミスを積極的にカバーする」基本ですね。2014/11/19

hatayan

35
新卒一括採用のもとでは上位の役職ほどポストが限られ、ピラミッドからあぶれた社員が無気力になり働かないオジサンに。会社生活を上昇イメージだけで捉えるのではなく、加齢や異動を自分の向き不向きに気づく機会にできないかと説きます。 みんながスムーズに仕事ができるよう縁の下の力持ちになれる人が評価される、仲間意識の強い組織では理屈や論理では割りきれない独自の価値基準がある、指示に従わない部下に共感する一方観察と指導も行う姿勢がマネージャには求められる。働く時間を密度あるものにするための言葉を読み返したいところです。2019/02/05

ケロコ

29
期待していた内容とは異なるものだったけど、理解できました。漠然と日々を過ごしていては未来は変わらないということをわかってはいたけど、これでもかというほど思い知らされました。だけど、私は変われない。そんな覚悟が無いのだとぼんやり感じで虚しくなりました。2015/11/08

shinonishi.runner

23
メンバーシップ雇用+ピラミッド形組織の当然の帰結。読む前から結論は分かってる。けれども、社内競争が周回遅れの身としては、明日にでも起こる問題。キーワードは「エラくなる人とうまくやれる人がエラくなる」。若い頃は「それっておべっか使いでしょ?きたない手だ。能力で勝負しろ」と一蹴していたんだけど、この年齢で真意を実感できる。その心は営業と同じで、意思決定者の内的プロセスに働きかけること。その境地に、ようやくたどり着いた。2021/02/14

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