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内容説明
第二次大戦敗戦後の混乱の渦中で青春期を生きた著者は、ハイデガーをどうしても読むという渇望から、東北大学哲学科に入学。『存在と時間』を何度も読み返しながら、その内容の理解には古代ギリシャ以来の西洋形而上学の展開を知ることが不可欠だと思いいたりました。「存在とは何か」というテーマを軸に、プラトン・アリストテレスからスコラ神学、そしてデカルト・カントに始まる近代哲学まで、わかりやすく解説します。(講談社学術文庫)
目次
哲学のどこが難しいか
暗い時代に―ドストエフスキーとの出会い
『存在と時間』を読みたい一心で
カント、ヘーゲル、フッサールを読む
ハイデガーに即して
哲学の根本問題“存在とはなにか”
存在了解・超越・世界内存在
存在と時間
存在論の歴史の解体
哲学のはじまり〔ほか〕