ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 誰の墓なの?

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ハヤカワ・ミステリ文庫
誰の墓なの?

  • 著者名:ジェイミー・メイスン【著】/府川由美恵【訳】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 早川書房(2014/06発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151802515

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内容説明

ジェイソンは仰天した。庭仕事を依頼した造園業者が、なんと花壇から人骨を掘り出したのだ。誰だってそんなことが起きれば驚くもの? だがそんな生易しいことではない。じつは17カ月前に殺人を犯していたジェイソンは、その死体を裏庭に埋めておいたのだ。でも今回の骨は、その死体じゃない。じゃあ、誰なんだ? 不安と焦燥に押しつぶされそうなジェイソンだったが、そこへさらに……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aquamarine

28
依頼した庭師が自宅の花壇から死体を2体も掘り出します。主人公が驚いたのは死体が見つかったことではなく、その死体が自分が埋めたものではなかったから…。ブラックサスペンスではありますが、いろいろな人物の思惑が絡んだドタバタコメディでもありラストの展開はスピード感もあり一気に読まされてしまいました。表紙絵の名犬テッサ視点がとても愛らしく事件に対してもいい働きをします。訳や視点の切り替え、話のメリハリやエピローグなど読みづらかったりもう少しと思う部分もありますが、テッサの愛らしさが全部持って行ってしまいました。 2014/08/09

本木英朗

16
アメリカの現代ミステリ作家のひとりである、ジェイミー・メイスンのデビュー作である。ジェイソンは仰天した。庭仕事を依頼した造園業者が、なんと花壇から人骨を掘り出したのだ。誰だってそんなことが起きれば驚くもの? だがそんな生易しいことではない。実は十七ヵ月前に殺人を犯していたジェイソンは、その死体を裏庭に埋めておいたのだ。でも今回の骨は、その死体じゃない。じゃあ、誰なんだ?という話である。ぜんぜん分からなかったので、本当に驚いたよね。さすがは作者であります。またいつか読もうもう。2024/02/11

けいちゃっぷ

11
タイトルと表紙からはコメディかと思ったが、鬱陶しい回想があったりして特に中盤はしんどかった。 庭の手入れを頼んだ業者が埋められている死体を発見。 ところが裏庭には自分が埋めた死体が眠っているのだ・・・。 このシチュエーションだとドタバタにしかなりようがないはずだが、落としどころを見失ったのかなあ。 447ページ 2015/10/27

しょうゆ

7
久々にジャケ買い。事件の全容は読者しか知らないという構成がとても良かったです。章ごとに視点が切り替わるのもスピード感があって面白かった。しかも時々犬の視点が加わるという斬新さ…。登場人物は誰も好きじゃないけど、その辺にいそうな普通の人達がぐちゃぐちゃした事件に関わっていく感じが個人的には好きです。最後に解説で「ジャケ買いしたあなたへ」みたいなことが載っててびっくりしました!映画化されるかも?みたいな話も載ってましたが、どうなるんでしょう?映画化したら面白そうな作品でした。2014/05/20

言言

6
読んでいた本が思いのほか早く読み終わり、書店で可愛らしい犬と表紙にジャケ買いしてしまいました。内容がサスペンスかどうかも知らずに。頁を開く前はユーモア溢れる内容だと思っていたので読み始めてから驚きましたが、それでも最後まで楽しく読めたのは"テッサがいい子"だったからだと思います笑2014/09/18

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