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内容説明
「育児をする気がないから子供を預かってほしい」「妻がラブホの前で見知らぬ男性といた」--誰もがネット掲示板などで読んだことがある衝撃的な体験だ。そんな書き込みに読者は憤り、共感し、そしてアドバイスをする。でも、そんな書き込みが、実は読者をダマして楽しんでいる、いわゆる「ネット釣り師」の創作だったら--。日常に潜むちょっとしたことに、時事ネタ、社会倫理、生理的嫌悪感など、あらゆる要素を加味し、トライ&エラーの繰り返しで、日々先鋭化するネット釣り師達のスキル。悪用すれば世論も動かすこともある!? しかし、これらの投稿を見破る手段は存在した! 10年以上「釣り投稿」を観察している人気ブロガーHagexによる、ネット釣り師の全手口を解説する渾身の1冊! 全ネットユーザー必読!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
35
10年以上「釣り投稿」を観察している人気ブロガーさんが、ネット釣り師の傾向と手口を解説する一冊です。なんとなく興味をもって手に取ってみたのですが、思っていた以上におもしろかったです。自分の文章に反応がたくさんあると嬉しくなってしまう♪ 気持ちはわかりますが、わざわざ苦労して創作して、嘘のつじつまをあわせるために四苦八苦するなんて大変そうです。思わぬところに文章のクセが出てしまう…というのは参考になりますね。ネットに情報が氾濫する時代だからこそ、嘘を見抜くスキルは必要だなぁ~としみじみ思いました。2014/09/09
kinkin
28
ネット上の釣りについて書かれた本。釣りといっても本当の釣り同様、大物狙いから五目釣りまで、様々な種類があるようだ。ネットデマの見破り方なども紹介されている反面、これから釣りをやってみようかなと考えている人は一読する価値あり。2014/04/20
犬こ
22
ネット釣り師は、こういう人で、こういうネタで文章を書いて、こうやって見抜ける等々。だから何かと思ったり。2016/05/22
くさてる
16
いわゆるネットではびこるちょっと「良い話」「炎上する話」「話題になる話」を創作して楽しむ「釣り師」についての分析本。刺激的な話、溜飲が下がる話、自分の感情を刺激する話が読みたいくせに、フィクションではなくノンフィクションであることを求めるひとがこんなに多いからこそのこの現象。とても面白かった。一見そんなに目くじらを立てるようなことではなさそうに思えるけれど、この楽しみが行きつく先にネット発祥の風評被害や炎上被害、差別意識による暴力が存在することもまた事実なのですね。2014/06/24
高光浩二
11
利害関係がない第三者って信用しちゃう。本当にいい人もいるから厄介。2014/05/05