内容説明
衝撃的な生い立ちを明かし、話題を呼んだ処女作『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』から一年。母は、愛さなかっただけでなく、娘を摂食障害という地獄へ突き落とした。摂食障害、強迫性障害、身体醜形障害……20年近く患い続けている心の病について、いますべてを告白します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
45
遠野さんはずっと清純派女優さんのイメージがあり、大人になってからも活躍されているので、このような悩みがあると知ったのは、カミングアウトして雑誌にこぞって書かれるようになってからです。幼い頃の虐待の様子はそれほど詳しくは書いてませんが、凄まじいですね。それでも母親の愛を求めていたからこそ、辛かったのでしょう。最近、バラエティー番組でもお見かけし、太ったなあと思ってましたが、摂取障害に若い頃から苦しめられていたとは知りませんでした。そんな風に周りからふと言われる言葉が彼女をもっと深く病に走らせることなども。2014/05/13
らむり
39
前作の「一度も愛してくれなかった母〜」が良かったので、手に取りました。摂食障害など心の病に興味がある?方には息抜き的にオススメです。ちょっとだけ前向きになれる本です。2014/05/09
れい
7
【図書館】巻末の医師の解説文中の詩が印象的。アルベート・カミュ。Don't walk in front of me.I may not follow.Don't walk behind me.I may not lead.Just walk beside me,and be my friend.2018/08/20
あお
5
印象的だったのは、以下の文章。「長い苦しみの時間をすごしているからこそ、ほんの少しの笑顔に感謝できるようになった。」2014/07/22
rokoroko
5
数ページ読んだだけで、彼女が抱えている精神障害の重さで、本を閉じたくなった。偶然、テレビで、彼女の離婚が報道され、苦しみを再確認。早くこの迷路から抜け出せるといいのにと思う。2014/07/02




