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内容説明
シティバンク銀行で個人金融部門のアナリストとして活躍する尾河真樹氏が、為替相場の予測の立て方から、政治と為替の関係性、中央銀行の政策の読み解き方まで、為替の真髄を分かりやすく説明。具体的なエピソード(過去の出来事、ニュース、ディーリーングルームの様子など)を引きながら解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
89
2014年に出版された本。「為替なう」を知るためにはちょっと古いかも。ただP213で紹介されている日本国債保有率の円グラフにはびっくりした。2013年9月末に日銀が保有していた日本国債は16.6%しかなかった。だが財務省の資料によると、2017年12月末には43.2%まで急増している。日銀による国債保有割合が多いかどうか素人の自分には判断しかねる。ただ市場関係者が「日銀さんに国債を買う余地がありまへんなぁ」と判断されたら、国債価格下落・金利上昇・悪い円安で日本経済が凍死するなぁと感じずにはいられなかった。2018/05/04
たかしくん。
24
私も20年前に為替ディーラーをやってました。まだ電子ブローキングとかもなかった時代ですので、もう今ではディーリングルームの雰囲気もガラッと変わったことでしょう。タイトル通り、為替は経済のあらゆる要因が重なり合って成立しているのであり、それを私自身が再確認できたのことと、ここ最近の為替、経済、そしてビジネスの絡み合いが如何に曖昧な理解に終始していたことを自覚させてくれました。今現在注視するべき為替のポイントを、本当にわかりやすく説明してくれています。2014/06/25
nizimasu
4
為替って基本的にはかなりシンプルな代物なのだが、世界情勢がここまで複雑化する中で、やっぱりどこかつかみ所のない損z内であるのも確か。それでもこの本はかなり序盤を抑えめにしつつ、後半はかなり高度だけど、かなりわかりやすい解説ぶりは図を最小限にしていても見事でさくさくと読めるのはうれしい限り。何度か読むともっと理解が深まるなあ。どうしても仕事と関係ないと読み飛ばしがちだがこの本は退屈させない構成で、最後まで一気読みでした2014/09/01
奈良 楓
4
前作の「本当にわかる為替相場」が良かったので購入、今回も良著でした。対象は、リーマンショックから2014年初め位までに主に焦点を当てています。為替の動きを主著者は金融と製造業で仕事をされていたようで、原則はこうで、でも実際為替はこう動いて、こんごの懸念はこう、ということをわかりやすく述べています。2014/08/24
Mikatas
3
ヘッドラインを見るだけでなく、継続的に指標をウォッチして中長期的な市場への影響を考えよう、という気持ちを持てた。業務のTime Horizonがド短期から中長期に変わったので、この思いを忘れないようにしたい。2017/06/25