内容説明
政治は何のためにあるのか。
その根源的思想はどこに求めるべきか。
なぜ全体主義は否定されるべきなのか。
真の民主主義を繁栄させる条件とは――。
多様なる価値観を認め、人類を、国家を よりよい方向に導く「新しい政治哲学」を考える。
ほんとうの「自由」とは? 「平等」とは?
「複数性(プルラリティ)」の中から、自由というものは生まれてくる。
これからの民主主義の中心的な担い手は、「考える人(Thinkable Man)」でなければならない。
「結果の平等」が政治の理想ではない。めざすべきは「チャンスの平等」=自由である。
目次
「政治哲学」が現代で難しい理由
変わりつつある、日本の「自由」の状況
「ジャーナリズム対国家機密」の動き
政治家は自らの「政治哲学」を述べよ
幸福の科学が何者をも恐れない理由
民主主義の担い手は「考えることができる人」
「宗教」と「政治」の密接な関係
「民主主義化」が後れているアジアの国々
日本における「指導階層の課題」
幸福の科学は「国のつくり方」を教える〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
p.ntsk
20
「政治の意味は『自由の創設』に尽きる」とは政治哲学者ハンナ・アーレントの言。自由の根源はプルラリティ(複数性)にあり。複数性を認めた上で必要な議論を戦わせて結論を導き一定の結論が出たなら納得する文化を作り上げることが大事。政治家はもとよりマスコミや国民にももう一段の民主主義の成熟が必要だと感じました。本来政治家は政治哲学に基づいて議論すべき。考えることができる人が自由の主体であるべきであり自由の主体たる人間が一定の議論をして正しい結論を導いていくことが本来の政治のあるべき姿であると感じました。2014/05/08
とらじゃ
4
本当の自由とは何か、本当の平等とは何かを考えさせられた。岩国のオスプレイ賛成デモの写真に自分が写っていてびっくり!(着ぐるみではありません(笑))2014/04/05
かささぎのはし
2
政治は自由を生み出すものという観点は個人(複数性)の活躍、もっといえば天才の活躍するであろう未来社会において本当に大切だと実感しました。政治家の欲や組織の欲などによって混濁としてわけがわからなくなっている現在政治を見る中、政治そのものの使命がすっきりと見えてくる本です。2014/04/19
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