内容説明
猛暑・洪水・水不足・干ばつ・食料不足・山火事・生物絶滅、近年の連続する自然大災害は、地球の浄化作用!?
地球のカレンダーはあと何枚も残っていない!?
世界で初、無農薬でのリンゴ栽培を成功させた著者。
「誰もリンゴの無農薬栽培の方法を教えてはくれませんでした。〔中略〕自然からたくさんのことを教えられたのです。リンゴの木から、虫から、草から、土から、大自然が、不可能を可能にする方法を教えてもらったのです(本書「まえがき」より)」――そんな著者だからこそ、現在進行しつつある「地球の危機」をより強く訴えられる。
「今、わたしは、行き過ぎた「不自然」を「自然」に戻すことをしなくてはいけないのではないかと思っています。ずいぶんと壊してしまった自然を、元に戻す努力をしなくてはなりません。人の手で壊すことができたのですから、人の手で戻すことができるはずです(本書「まえがき」より)」
「もうそろそろ“星”という単位を意識して生きてもよいのではないでしょうか?日本人としてだけではなく、アメリカ人としてだけではなく、ドイツ人としてだけではなく、「地球人」としての自覚を、みんなが持てば、おのずとわたしたちの「思い」も「行動」も変わると思います。(本書「見返し」より)」
地球がなくならないようにするために
みんなが笑って暮らせる明日のために
『奇跡のリンゴ』映画化で大反響の著者が贈る人類への提言。
最近とみに増えた自然災害、地球に生まれたあなたが今読むべき一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuichi Yamasaki
9
市販されているハム。地面に落としたハムに蟻が群がった。しばらくすると群がった蟻が死んで、動かない蟻の行列が残った。私たちはこのままで先人の残してくれた地球を後世に残せるのか？2014/06/12
Yuichi Yamasaki
6
菜園を始めるに当たって再読。農薬はもちろん肥料も使わない自然栽培。生ゴミ堆肥はオッケーだよね？2015/05/03
ジュリ
5
農薬や化学肥料の使用で土や水が汚染されています。農業のやり方を変えていかなければなりません。そのためには消費者が変わることも大切です。消費者がきれいな野菜を求めるから農薬が大量に必要なのです。2015/09/20
ヨハネス
5
豚にもストレスによるいじめがあり、しっぽをかじるとか。中東の砂漠は草の根まで食べつくしてしまう山羊や羊を増やしたせいだとか。専門はりんご農家なのに、いろんなことを知ってる人だと驚きました。地球を守るためあたしができること・・・木村さんのようなことはできないけど、木村さんのような人を微力ながら応援したいと思って無肥料栽培の野菜は購入してます。2014/10/15
ふうこ
5
完全無農薬、無肥料栽培で2年間腐らないと言われている奇跡のリンゴを作っている木村さんの本です。有機栽培が安全ではないこと、人間も生物のひとつであること、全てのことには理由があることが木村さんの体験から語られています。宇宙人や龍の話しなどもあり、ただ者ではないなと思わせてくれる木村さんです。2014/04/07
