内容説明
高効率な太陽光発電システムを実現する、パワコン技術入門書
本書は、太陽光発電システムの“パワーコンディショナ技術”解説書です。太陽光発電システムでは、高い発電効率が求められています。発電効率低下の大きな要因は、最大電力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御のミスマッチにあり、MPPT効率がより高く、少しでも多くの電力を取り出せるパワーコンディショナの開発が望まれています。
本書では、パワーコンディショナの概要と動作原理を中心に述べ、特に、太陽光発電の出力を最大化するというパワーコンディショナの重要な機能の1つであるMPPT機能について詳しく解説します。また、MPPTアルゴリズムの“山登り法”“スキャン法”についても各種条件下における実験データをもとに解説します。
目次
第1章 太陽光発電システム
1.1 太陽光発電システムの概要
1.2 独立型太陽光発電システム
1.3 系統連系型太陽光発電システム
1.4 メガソーラー
第2章 独立型システムのパワーコンディショナ
2.1 独立型システムのパワーコンディショナの概要
2.2 DC-DCコンバータの動作原理
2.3 最大電力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御
第3章 系統連系型システムのパワーコンディショナ
3.1 系統連系型パワーコンディショナの概要
3.2 家庭用系統連系型パワーコンディショナ(単相系統連系)
3.3 産業用系統連系型パワーコンディショナ(3相系統連系)
3.4 動作点補正ユニット
第4章 制御の形態と系統保護
4.1 一括制御と分割制御
4.2 電圧上昇問題
4.3 高調波抑制
4.4 系統保護問題
4.5 JET認証について
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Kenichi Shoda