太陽光発電システムのパワーコンディショナ入門

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太陽光発電システムのパワーコンディショナ入門

  • 著者名:板子一隆
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • オーム社(2014/04発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784274504266

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内容説明

高効率な太陽光発電システムを実現する、パワコン技術入門書
 本書は、太陽光発電システムの“パワーコンディショナ技術”解説書です。太陽光発電システムでは、高い発電効率が求められています。発電効率低下の大きな要因は、最大電力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御のミスマッチにあり、MPPT効率がより高く、少しでも多くの電力を取り出せるパワーコンディショナの開発が望まれています。
 本書では、パワーコンディショナの概要と動作原理を中心に述べ、特に、太陽光発電の出力を最大化するというパワーコンディショナの重要な機能の1つであるMPPT機能について詳しく解説します。また、MPPTアルゴリズムの“山登り法”“スキャン法”についても各種条件下における実験データをもとに解説します。

目次

第1章 太陽光発電システム
 1.1 太陽光発電システムの概要
 1.2 独立型太陽光発電システム
 1.3 系統連系型太陽光発電システム
 1.4 メガソーラー
第2章 独立型システムのパワーコンディショナ
 2.1 独立型システムのパワーコンディショナの概要
 2.2 DC-DCコンバータの動作原理
 2.3 最大電力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御
第3章 系統連系型システムのパワーコンディショナ
 3.1 系統連系型パワーコンディショナの概要
 3.2 家庭用系統連系型パワーコンディショナ(単相系統連系)
 3.3 産業用系統連系型パワーコンディショナ(3相系統連系)
 3.4 動作点補正ユニット
第4章 制御の形態と系統保護
 4.1 一括制御と分割制御
 4.2 電圧上昇問題
 4.3 高調波抑制
 4.4 系統保護問題
 4.5 JET認証について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kenichi Shoda

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太陽光用パワーコンディショナにおいて最大電力を得るため一般的に使われている手法が山登り法と呼ばれる方法。これだと電力のピークが2つできた場合(太陽光パネルに影が差したり、方位がことなっていたりすると生じる)、低いピークを検出してしまうと大きいピークに気付かずパネルの発電量が売電に結びつかない可能性がある。 そこで、著者はスキャン法と呼ばれる開放電圧から短絡状態にまですることで電力の最大点を突き止め、その最大電力点に追従するようにパワコンを制御する原理と実験結果を本書で紹介している。2014/06/08

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