内容説明
高３の花はずっと、叶わない恋をしている。相手は、同じクラスの人気者で、優しくて、大切な“彼女”がいる男の子・穂積くん。ただ遠くから見つめるだけの恋…。そう思っていたけれど、ふとしたきっかけから二人は距離を縮めていく。しかし、近づけば近づくほど、恋の苦しさを知っていき――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5
★★★★★ とても優しいイケメン君←一途に片思いする健気な地味子。もう号泣。好きな人に好きな人がいる片思いの切なさがぎゅーっと詰まってた。悪い人がいない優しい世界はやや現実味が無いんだけどヒロインの等身大の恋心がかなりリアルで嫌味がなくナチュラルに物語に入り込める。めちゃくちゃ感情移入した。ヒーローは客観的に見ればかなりの優柔不断で頼りないんだけどそんなところも愛しくてたまらなくさせる魅力が見事に描かれてた。句読点の使い方がケータイ小説なんだけど情景描写はしっかりしてて繊細でかなりの筆力と安定感があった2018/10/08
玲奈-rena-
3
もう本当に切ないです。 でも、嫌いな切なさじゃない、いい切なさでした。 でてくる登場人物で誰も嫌いにならない物語。 この作者の表現力や文章力がすごくて繊細な感じ。 高校卒業した時のことを思い出して泣きそうになった。 卒業したくないって気持ちが共感できて、共感できる部分が多いから 泣ける作品なのかも。 出会い、友情、恋愛、別れ、未来 人生を左右する決断をしないといけない大切な時間が高校生なのかもしれない。それをこの本が全部書いてくれてる気がする2016/09/14
ぶるーの
2
とても、とても、切なくて、苦しくて。はぁ・・・。こんなに苦しいお話を読んだことあったかなぁ。と思うくらい。切なくて、苦しかった。 読み終わって、冷静になってみると、構成力がほんとにすごくて！だんだんと縮まる距離や、雰囲気なんかで期待と不安をずっと抱きながら、「どうなるの～？？」と最後の最後まで、惹きこまれたまま読了しました。 携帯サイトではこちらの続きが公開されていて。こちらもとっても切ないのですが・・・でも、読み終わった後、青空が見える気がします。この先の二人をもっと知りたい！そんな素敵な続編です。2015/12/15
lollipop
2
携帯サイトで何度も読んだ作品が 書籍化されると聞いて、即購入。 加筆修正されています。高校一年から卒業するまで一途に穂積君に思いを寄せる花。そんな穂積君には一生好きだと言わせてしまう程、大好きな彼女が居るわけで、なんとも言えない切ない恋なのです。また、穂積君が花に対して優し過ぎて・・・・アフターストーリーとして、【君に青空】と言うお話が携帯サイトにあります。【幸せを君に】を読んだ後に、是非そちらも読んでほしいです。ネタバレになってしまうので、詳しく書けませんが、とっても 気持ちが救われます。2014/04/11
白砂 奈都
1
秋野さんが本当に好きで好きで！！ 手元に書籍としてあることがこんなに嬉しとは思わなかったー！！2014/04/05
