角川選書<br> 宇宙の始まりはどこまで見えたか? 137億年、宇宙の旅

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角川選書
宇宙の始まりはどこまで見えたか? 137億年、宇宙の旅

  • 著者名:平林久
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • KADOKAWA(2014/04発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047035409

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内容説明

宇宙の始まりはどこまで解明されたか。ビッグバン電波の発見から、宇宙創成0.1秒後に発生したニュートリノと重力波の捕獲まで。宇宙誕生の謎に挑む精密観測の驚異的な世界を、観測宇宙論の第一人者が描きだす。

目次

第1部 宇宙論争―「想像の宇宙」から「サイエンスの宇宙」へ(宇宙を想う 宇宙を解く 大望遠鏡の時代と広がる宇宙)
第2部 宇宙マイクロ波背景放射とは?―ビッグバンを映しだす137億年前の光(電波天文学の登場 ビッグバンは起こったのか? 宇宙背景放射が見つかった!)
第3部 発見の1960年代―なぜ宇宙背景放射は捉えられたか(宇宙背景放射、発見の背景 パルサーの発見 進展する電波天文学)
第4部 インフレーションと新たな2つの暗雲―観測宇宙論の展開(インフレーションで始まった宇宙 宇宙からの電波観測 私たちのダークな宇宙像 観測宇宙論の行く先)
第5部 幻燈宇宙論―宇宙は誕生を記憶している(宇宙背景放射に満たされた宇宙の中で ビッグバンから私たちまで 宇宙に映るもの)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

在我壷中

2
光の宇宙と電波の宇宙と。私達人間になぞるなら「現在」と「過去」「生者の世界」と「死者或いは未来の生命の世界」の様ですと。宇宙の歴史や星の輪廻は、光と電波による観測の両方が合わさる事で初めて全体像が解るのですと。彼アインシュタインは『仏教は近代科学と両立出来る唯一の宗教である』と。私には『小惑星探査機「はやぶさ」は科学か』と。そんな『はやぶさ』の川口教授は『科学とは根性』と。先の『人類の解けない科学の謎』併読しながら、『科学は歴史をどう変えてきたか』『仏教と西洋の出会い』再度引っ張り出しながら愉しみました2014/07/29

そらのひつじ

2
著者は、観測宇宙論の第一人者。そのため、論理物理学者の佐藤勝彦氏や村山斉氏の著作と違い、観測を主軸とする点が印象的だった。電波望遠鏡での観測と発見の歩み、壮大かつ精密な数々の観測プロジェクト。観測による宇宙論も論理の世界に劣らず圧巻だ。原始重力波のニュースも記憶に新しいところで、出版のタイミングも絶好。難しいところもあるが、全体的に読みやすく、宇宙の謎とそれに挑む科学技術の粋に魅力を感じた。2014/04/21

アキタロウ

0
時間の無駄だった。 大仰なタイトルに何ら解決を与えていない内容だった。 項目毎、本全体ともに話題脱線で事の軽重・事の真偽が理解できない。現役を離れた70歳近くになってこのような本を上梓するのも不可解。教育者とならなかった事にも納得がいく。2014/08/15

5〇5

0
「ねえ、宇宙の始まりって、どこまで見えたの?」「ああ、137億年前までだよ」「えー、138億年じゃないの」「探査機WMAPの観測だと137億年なんだよ」「うっそー、人工衛星ブランクの観測だと138億年なのよ」「±1億年の誤差は織り込み済みなんだよ。そんな指摘は無意味だよ」「いいえ、意味は(138)あるわ!」2014/07/01

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