MF文庫ダ・ヴィンチ<br> 京は成仏びより

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MF文庫ダ・ヴィンチ
京は成仏びより

  • 著者名:神狛しず【著者】
  • 価格 ¥523(本体¥476)
  • KADOKAWA(2014/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040663753
  • NDC分類:913.6

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内容説明

リストラされ、妻に別れを告げられ、親類の一族が暮らす京都の老舗呉服屋「わたり」に居候をすることになった “僕”は自他共に認めるへタレ男子。しかもやっかいな特技をもっていた。――霊が視えるのだ。さらに、居候先でもっと厄介なものに出会ってしまう。25歳の美しい和装の女性であり、“僕”の祖母でもある渡利稲――つまり幽霊だ。ばあちゃんは「視える」人間を見つけて大はしゃぎ。「成仏させろ」とつきまとう。とはいえ成仏させる技もない僕は、祖母の“未練”の心当たりを元に様々なミッションを行い、京都の町と渡利一族の事件に巻き込まれていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみきーにゃ

49
《購入》作家買い。特に印象に残るお話がなくて残念。最後の終わりかたも良くわからず。続編がありそうな終わりかただったので、続編読めば意味がわかるのかな?怖がりな幽霊のおばあちゃんは可愛かった。2017/08/18

はる

4
霊感体質の鉄也。京都呉服屋の息子。複雑な家系で、鉄也は建築士の道に進む。リストラされ離婚した鉄也は、叔母の富寧と同居。その家には妖精さんこと、鉄也の祖母の稲の幽霊が住み着いていた。うっかり、視えることを稲に知られてから、鉄也は稲の成仏を手伝う羽目に。京女達の会話が怖い。やんわりといけず。登場人物、みなサバサバとしており気持ちがいいが、スーパー家政婦のなかさんだけが、微妙に感じた。 イラストが、ちょっと苦手。2018/05/23

アカイトモ

4
京都を舞台にした話で老舗の結構ディープな人間関係や血なまぐさいホラーチックな描写もありますが、基本オバケのQ太郎です。Q太郎たる若くして亡くなった主人公のおばあちゃんが明るいので、作品全体が明るかった。主人公が霊感あるヘタレってつい最近似たような主人公を読んだ気がしますが、女性に対して鈍いとこまで似なくてもね。ま、収まる所に収まって良かった良かった。オバQは成仏してませんが。2014/04/09

くろねこ

4
おぉッ、予想を裏切ッて面白かッた!!! あんまり期待せずになんとなく読み始めたケド、事件‥というか案件のダークさと、わたり一族ののんびり感が絶妙。。 続きも出‥そうな予感。。楽しみ♪2014/04/02

yamakujira

3
リストラされて、妻にも去られて、叔母が暮らす実家に転がりこんだ鉄也。「見える」鉄也は、25歳で早世した祖母の幽霊と出会い、その成仏を助けるつもりが、さまざまなファニーな事件に巻きこまれていく。幼児殺人事件とか、詐欺事件とかもあるけれど、ミステリー要素は薄い。京都を舞台にした割には、幽霊以外の妖怪が登場することもなく、オカルトやホラーの雰囲気は皆無で、どちらかというとファンタジーだから、総じて軽く読める物語だな。複雑な家系図が京都の旧家らしいね。 (★★★☆☆)2015/05/12

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