- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
池上彰さんは二つの顔を持つ男です。こどもニュースのお父さん的な「白池上」と、生放送で政治家を震え上がらせる「黒池上」。本書では、「知ってるつもり」でいる大人たちの化けの皮を剥ぐ、黒池上の側面が味わえます。アベノミクスの副作用、小泉進次郎のプレゼン力、「従軍慰安婦」問題、チャイナリスク――時事問題の盲点をやさしく解説し、考えるヒントを鋭く提示します。週刊文春の人気連載を厳選した一冊!
目次
第1章 ニッポンの大問題
集中講義 アベノミクス「5つの罠」
第2章 トウキョウの大問題
第3章 教育の大問題
第4章 中国の大問題
集中講義 日中大激突!5つのチャイナリスク
第5章 アメリカの大問題
第6章 世界のモメゴト大問題
第7章 新興国の大問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
76
「週刊文春」2012.2.21~2014.1.30掲載の「池上彰のそこからですか!?」を加筆修正したもの。だから、少し古いものもあるし、日本だけでなく中国、アメリカ、世界中の国々についても言及している。元が週刊誌のコラムなので読みやすく分かりやすい。安倍さんは集団的自衛権を行使できるようにするために内閣法制局のトップをすげかえ「解釈改憲」を行った。アメリカの二軍のように戦うことにどんなメリットがあるのか分からない。アベノミクス5つの罠、東京の大問題、教育の大問題・・・いろいろ興味深く読んだ。2016/01/05
みゃーこ
65
2014年度に起こったニュースの集大成。これを毎年発行してくれたらコンパクトにその年の世情が理解できるすぐれた一冊ではあるが時事は移ろうものなので、その時点で増刷するのではなく、毎年ダイジェスト版を発行していく方が読みやすくていい。アメリカ、中東、中国、バングラデシュ、アフリカ、ロシア、世界経済の今後の情勢の今後が気になる。池上さんを読むと歴史の動向と世界地図の中に立つ自らに立ち返ることができる。2014/11/23
壱萬弐仟縁
41
安倍総理の病。潰瘍性大腸炎。厚労省が難病指定している(14頁)。アベノリスクは自分自身にもあるようだ。アベノミクスで非正規にとって収入増えず、支出増える結果に(25頁)。我々の暮らしは苦しいばかり。それで増税はないだろう。悪いインフレ、コストプッシュインフレが今のスタグフレーションの影響だと思う(57頁~)。業界によっても景況感が違うなど、今後の行方は未知数。2020東京五輪の際、開会式の陰で、事故処理が進むというのが現実味を帯びるようだ(84頁)。アンダーコントロールが問われる。 2014/10/16
James Hayashi
23
週刊誌に連載されたもので、前半に日本の時事問題を取り扱っているが、半ばより日本以外も扱い出している。新書になった雑誌記事なので広く浅くの話題ばかり。よく言えば書かれて3,4年経っていると思われるが、まだ解決していなかったり、現在進行形などの話題で復習にはなる。まあ50セントで買ったものなので文句は言えない。2016/08/25
jack
22
池上さんの本は、評論ではなく、ジャーナリズムの域を超えないところに意味がある。大好きです。 ☆5.02014/10/22