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内容説明
みずからの人生を切りひらこうという熱意を生涯もち続けた松下幸之助。自作の座右の銘「青春とは心の若さである」から始まる本書は、これから世に出る若者はもちろん、“若者ならではの心のもちよう”を忘れかけている世代にも、多くの気づきを与えてくれる。
目次
“船場学校”に学ぶ
打ちこめ
いのちをかけよ
適性に立て
現代成功学
この心がまえ
絶対の責任
わたしの人間研究
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろくせい@やまもとかねよし
122
1966年発行されたものを新書版として再発行。当時70代の松下幸之助さんが、若者のみが豊富にもつ貴重な人生の時間を有益に過ぎしてほしいと、メッセージを綴る。綴られる理念は、現代でも全く色褪せない。ただ、説得や方法は当時の社会事情が反映されており必ずしも現代に当てはまらないか。失敗の責任を追及し合う人間にはなってほしくない、と松下さん。なぜなら個人の喜びは、隣人をも喜ばせるものに他ならないからと。それぞれの人生で出会ういのちをかけたい仕事に、最善を尽くし、それが他を生かす。これが人間として最も尊いことだと。2023/04/11
トンちゃん
27
松下幸之助の考えること、ここにあり。共感できる部分とできない部分あり。序盤の青年車夫の話は痛いところをつかれたと思う人が多いのではと思いました。良い話です。ですが、値段のつけにくい商品(IT関連等)の場合、私はこれだけやりましたっていうの難しいよなぁと思ったり(笑) あと、しきりに適正のある仕事につくべきだと仰られていたのが印象的です。多くの人は適正ある仕事につけているでしょうと仰られているものの、そこは反対(笑) 多くの人は自己の適正に懐疑的なんじゃないかと思うのです。私は未だに適性が分かりません(笑)2019/12/21
コージー
12
★★☆☆☆松下さんから若者へのエール。もう少し早く出会えていたら違った人生が歩めたかな。松下さんが伝えたいことは、やはり、人それぞれに与えられた天分をいかせということだろうか。2017/07/22
リョウ
12
あれだけの成功を収めた松下幸之助が何を捨ててでも得たいもの、それが若さ。無限の可能性があり、何にでも挑戦することができる。そういう特権がありながら、無駄にしていないか。2016/06/22
くまねこ
7
わたしも、「多くの知識を身につけている現代」人が持っている「知っている強さの反面の、知っているための弱さで、無理だという判断が先に立つ」ことに捉われてしまっているかもしれません。純粋な疑問、考え、思いつきをだいじにすることで生み出されるのは、まったく新しいもの。「仕事にいのちをかける」までは行きすぎだと思ってしまいますが、「熱意をもってやる」ことが昔も今も変わらず大事なことだな、と。2017/01/23