- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
青春を戦争の渦中に過ごした若い女性の,くやしさと,それゆえの,未来への夢.スパッと歯切れのいい言葉が断言的に出てくる,主張のある詩,論理の詩.ときには初々しく震え,またときには凛として顔を上げる.素直な表現で,人を励まし奮い立たせてくれる,「現代詩の長女」茨木のり子のエッセンス.(対談=大岡信,解説=小池昌代)
目次
目 次
《選者のことば》初々しさ(谷川俊太郎)
『対話』──(不知火社、一九五五 童話屋、二〇〇一)
魂
根府川の海
対 話
ひそかに
武者修行
内部からくさる桃
こどもたち
或る日の詩
もっと強く
準備する
『見えない配達夫』──(飯塚書店、一九五八 童話屋、二〇〇一)
見えない配達夫
敵について
ぎらりと光るダイヤのような日
悪童たち
六 月
わたしが一番きれいだったとき
小さな娘が思ったこと
あほらしい唄
はじめての町
大学を出た奥さん
怒るときと許すとき
『鎮魂歌』──(思潮社、一九六五 童話屋、二〇〇一)
花の名
女の子のマーチ
鯛
大男のための子守唄
本の街にて
七 夕
りゅうりぇんれんの物語
『<CHAR char=茨/>木のり子詩集』──(現代詩文庫、一九六九)
ゆめゆめ疑う
ほうや草紙
抜 く
首 吊
言いたくない言葉
『人名詩集』──(山梨シルクセンター出版部、一九七一 童話屋、二〇〇二)
くりかえしのうた
大国屋洋服店
兄 弟
王様の耳
箸
居酒屋にて
知
トラの子
『自分の感受性くらい』──(花神社、一九七七)
詩集と刺繍
自分の感受性くらい
存在の哀れ
青梅街道
二人の左官屋
波の音
顔
木の実
四海波静
『寸志』──(花神社、一九八二)
幾千年
落ちこぼれ
冷えたビール
苦い味
笑って
聴く力
訪 問
賑々しきなかの
寸 志
『<CHAR char=茨/>木のり子』(花神ブックス1)──(花神社、一九八五)
活字を離れて
一人は賑やか
みずうみ
『食卓に珈琲の匂い流れ』──(花神社、一九九二)
部 屋
足 跡
答
あいつ
ある存在
総督府へ行ってくる
さくら
四行詩
『倚りかからず』──(筑摩書房、一九九九)
木は旅が好き
あのひとの棲む国
鄙ぶりの唄
お休みどころ
時代おくれ
倚りかからず
笑う能力
ピカソのぎょろ目
水の星
『<CHAR char=茨/>木のり子集 言の葉3』──(筑摩書房、二〇〇二)
草
行方不明の時間
『歳月』──(花神社、二〇〇七)
五 月
その時
夢
お 経
道づれ
部 分
駅
夜の庭
恋 唄
一人のひと
急がなくては
なれる
(存在)
古 歌
歳 月
拾遺詩篇(詩集未収録作品)
『<CHAR char=茨/>木のり子全詩集』所収「<KOKAGIB/>スクラップブック<KOKAGIE/>から」より──(花神社、二〇一〇)
いさましい歌
三月の唄
六月の山
五月の風は
四月のうた
山小屋のスタンプ
それを選んだ
通らなければ
こわがらない
かの名称
詩
みかんの木
麦藁帽子に
灯
《対談》美しい言葉を求めて(<CHAR char=茨/>木のり子・大岡信)
水音たかく──解説に代えて(小池昌代)
<CHAR char=茨/>木のり子略年譜(宮崎治)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さゆ
はっせー
ちゃちゃ
Gotoran
藤月はな(灯れ松明の火)