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内容説明
疎開先の千葉で米軍機による機銃掃射を受け、生と死があっけなく入れ替わるのを目の当たりにした少年時代。食べるためにがむしゃらに働いた無名時代。才能への自惚れを打ち砕かれた、寺山修司、ビートたけしら圧倒的天才との出会い……。多くの人気番組で司会を務め、参議院議員、実業家としても活躍、「才能に恵まれた人生の勝ち組」そのもののように見える著者を支えたのはじつは才能ではなかった。「運」の使い方、「命」の重み、「覚悟」の決め方、「希望」のつなぎ方など、80年の人生で多くの師から学び、苦闘して発見した、逆境にあってなお笑って生き抜くための「人生のスタンダード」のすべてを語る。【目次】はじめに/第一章 「運」/第二章 「命」/第三章 「金」/第四章 「覚悟」/第五章 「希望」/第六章 「前進」/あとがきにかえて
目次
はじめに
第一章 「運」
第二章 「命」
第三章 「金」
第四章 「覚悟」
第五章 「希望」
第六章 「前進」
あとがきにかえて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨータン
13
巨泉さんの生き方、好きです。今の時代なら巨泉さん、のような生き方って、社会で容認されるとは思うけど、あの当時に自分の生き方を貫くって、大変だったと思います。「それでも前を向く。」って、まさに巨泉さんにピッタリです。2015/07/08
よし
4
初読み。「巨泉」の命名は、なんと高校時代の俳句の俳号からとのこと!彼の子ども、青春時代のエピソードが面白い。12才の時、グラマン機から機銃掃射を受け死にかけたこと。アメリカに行きたくて、アテネフランセで英語を学んだこと。ラジオから流れるジャズを1000曲以上、歌詞を読みとったこと、3人の恩師(山口瞳、高校の担任、大学の教授)との出会い。などなど。あの巨泉を創ったのは、相当な努力の賜物だった。 彼から目が離せなくなった。2020/01/28
嘉月堂
4
本の題名がカッコよろしいと思いました。巨泉さんの様に歯にきぬを着せずものをいう人がいなくなると、世の中危ういかな。巨泉さんのお父さんは、偉い方だと思います。一般市民なのに東京大空襲を予想して事前に千葉に疎開しておくなどなかなかできないと思います。また「言っても分からない奴は殴っても分からない。」など名言だと思いました。2014/05/19
しゅんぺい(笑)
3
大橋巨泉さんの、エッセイ。 著者のことは名前くらいしか知らへんかったけど、読んでみた。 文体が好きでした。静かなこの感じ。 タイトル通り、なにがあっても前を向こうという、強いメッセージが感じられました。2014/04/13
ヤマセミ
2
巨泉さんの父親が徹底した現実主義で、そうだったのかと納得。気持ちの切り替え方が大事で、「今回の人生では○○でいこう」というのは次回の人生がないことはわかっていても、何やら説得力あるなあと思ったので、マネしてみよう。2017/08/08