内容説明
競争社会で疲れてしまった人が多い現代。努力してがんばってもなかなか報われない時代に、古代中国の思想家・老子は、「あるがままに、ただ、そこにいるだけでいいんだよ」「がんばらなくていいんだよ」と、私たちにやさしく語りかけてくれます。また、「宇宙には人為の及ばない法則(道)があり、万物はその道から本性(徳)を与えられる」という「無為自然」の思想に気づかせてもくれます。そんな老子の言葉は、厳しい自然の中ですべてを受け入れ、悠々と生きる外猫たちの生き方に通じるものではないでしょうか。本書は、老子の教えを、たくましくしたたかに、そして与えられた場所であるがままに悠々と生きる猫たちの姿から学ぶ一冊。生きるを知るには「生きていくこと」が重要だという、猫のメッセージ(「生きるヒント」)を、凛々しくかわいらしい猫の写真を交えながら老子の言葉とともに紹介します。
目次
1 自信がなくなったあなたに―逆境は最大のチャンス。つらいことはプラスになる(名前なんか、いらないよ きれいも汚いも同じ 水のように、空気のように ほか)
2 安らぐ気持ちを手に入れて―がんばりすぎず、目標設定などしないこと(お金よりも大切なものがある 草花のように自然に生きる じたばたしない ほか)
3 愛するって、すばらしい―身の回りには、小さな素敵がいっぱいあるよ(心はいつも、空っぽに 母のような存在になる 何もないから役にたつ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
54
【日曜版】 ひとことで言うと 『これでいいのだ』 ||:3ミ /易しいことを難しく考えすぎかな(笑)2015/04/12
miww
38
「老子」の教えと全国の野良ちゃんの写真のコラボ。ページをめくると、誇示せず謙虚に自然のままに、そのままでいいんだよ〜。と猫に言われているよう。「もともと名前なんてどうでもいい。名前がなくても、そこにいる。名前がなくてもいいんだよ。ものに名前がなくてもいいように、生き方にも『これじゃなきゃダメだ』ってことはないのさ。」2015/06/27
Yuyu
10
大きな帯にどーんと猫の写真があったので、つい手に取りました。私最近、こういう本ばっかり読んでいるような、、、。「老子」は未読ですが、読みたくなりました。夏休みに挑戦しようかしら。本を開くと、右に猫写真、左に文章といった作りで、自然体のにゃんこたちを楽しめます。巻末に猫写真インデックスがあって、各写真の撮影地が記載されています。2014/07/20
うさうさありす
9
やっぱり猫の写真は可愛いですね。それだけで癒されます。ただ肝心な「老子」の教えは活字を目で追っただけで、全く頭には入って来ませんでした。それよりも、本文の下方に記してあった、猫に纏わるプチ情報の方が良かったですね。2014/04/03
アズサ
8
自然があるように、猫のように、あるがままに生きる。2015/01/06
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