内容説明
弟の死にまつわる新事実を知った男は、古都プラハに赴いて調査を始めるが、正体不明の女性に加え、昔の連続殺人犯の影もちらつきはじめて……ツイストと謎があふれる一気読み必至のサスペンス!/掲出の書影は底本のものです
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
28
えっこういうオチですか?と拍子抜けしました。ををプラハじゃん!と期待したのに。2020/12/22
panam1927
14
★★★☆☆2017/04/22
おふろ
11
数年前から中欧に興味が出てきた。今まで、イギリスがお化けや、魔女、そして殺人鬼と黒い歴史の宝庫と思ってたけど、中欧はドラキュラ、ゴーレム、錬金術。私の大好きな影の歴史。このあり得ない悪魔の時計を中心に話が進みますね。個人できにはもっと色々あって欲しかったかな。2014/11/06
海月
7
古都プラハの神秘的で仄暗い幻想。中世と現代が混ざり合う複雑な迷宮にクラクラと翻弄される。ぼやかされた真相もまた時の中に埋れゆくもの。所謂ミステリーと思って読むと拍子抜け感は否めないが…。2015/01/02
zipper
7
物語全体を覆う悪夢的な雰囲気はなかなかだけど、物語の全体像を掴ませないようなエピソードが曖昧模糊に積み重なり、読んでるうちになんとなくもやもやしてくる。 そして以外と普通にミステリーしてるな、と思ってると、最後の最後に驚愕(と言っていいのか?)の展開。言われてみれば確かにこういう展開も有り得たけど、ぼんやりしてるうちに不意をつかれた。 とはいえ、なんでか「してやられた」という感じがあまりせず、少し脱力してしまった。。 読後感が不思議で面白かった。2014/05/18