講談社X文庫 記憶喪失男拾いました ～フェロモン探偵受難の日々～

著者名：丸木文華【著】/相葉キョウコ【絵】

講談社（2014/04発売）

• ISBN：9784062868112

内容説明

絵を描けば数千万で売れ、琴の腕も師範以上。なのにゆるい探偵稼業の夏川映（なつかわあきら）は、無自覚な色気が妙な男と事件を引き寄せまくってしまう超トラブル体質。その雪の日も、倒れていた記憶喪失の男を拾ってしまう。男前だがヘンな言動をする彼を面白がり、よせばいいのに助手に採用。しかしその過剰な色気は、ノーマルなはずの記憶喪失男にも強烈に作用して……！？　謎の男前と美形探偵のエロスＭＡＸコメディ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たべもも]

★★★☆☆。新刊の為に再読。実は芸術家の探偵受けが記憶喪失の男前を拾い、彼を助手とし探偵業を遂行するお話。年上敬語攻めが性に奔放な受けをお仕置きするのが楽しい。普段の二人の会話もﾃﾝﾎﾟ良く、二人の出自も色々展開ありそうで次巻楽しみ。

2015/02/05

[えみみ@ヒプマイ沼]

タイトルから察するにイロモノか、と思ったのですが、丸木先生の続きものと聞いて珍しいので買ってみました♪先生も続きがあると分かって書いているようで、急ぎすぎずでも伏線は残していてイイ感じです。漢気系フェロモン探偵×謎の記憶喪失男。（あ、受け攻め逆に書いちゃった）二人ともなかなか癖のあるキャラで、特に記憶喪失男の方は最初から正体を匂わせてるんだけど…本性はどうなのかしら？！とドキドキしながら読めました。探偵さんのお約束の魔性っぷりも愉しいもんです♡でも、攻めの言葉責めがダサくて笑える〜。挿絵も濃くて良かった！

2014/03/30

[とも*]

シリーズモノだった… 宇宙人設定（違う）が笑えて楽しかったし自分が拾って名付けたのに自分のモノじゃないと思う映の一人を自覚するせつなさも良かった。 ただビッチ受けは好みじゃないんだよねー 雪也にそっくりの双子とかブラコンの映兄とか絡んでくると面白そう。

2014/03/21

[青龍]

コメディのBLって、ドタバタしたイメージだけが残ってしまうことも多いのに、これは、Hシーンも濃いめで、キャラの性格もいい。さらに、イラストが綺麗です。

2014/03/29

[かすが]

最後まで読んであとがき読んで続きものだって気づきました…。あらすじや最初の数ページ読んだ感じでは、イロモノか？と思っていましたが、そんなことはなく（まあ設定盛り沢山ですが）、どのキャラも魅力的でした。全体的に会話のテンポなどで軽く感じる場面もありましたが、所々でシリアスなところもあったり安定のエロだったりで良かったです。映と雪也の両方の兄弟たちが何やら癖のありそうな人たちで、今後の展開がどうなるのか楽しみです。ただ、やっぱりもう少しドロドロしたのが読みたいなぁ（笑）

2014/04/06