母と娘はなぜこじれるのか

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母と娘はなぜこじれるのか

  • 著者名:斎藤環/田房永子
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • NHK出版(2014/04発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140816271

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内容説明

支配を超えて生きる!

「母の愛が重たい」という娘たちが増えている。なぜ今、母娘問題が浮上しているのか、その背景には何があるのかを、精神科医の斎藤環氏と五人の女性陣が語り合う。それぞれの実体験をもとに、女性ならではの感覚やジェンダーについて深く論じ、母娘問題を克服するためのヒントをも示す、待望の対談集!

斎藤環(編著) 田房永子(著) 角田光代(著) 萩尾望都(著) 信田さよ子(著) 水無田気流(著)

目次

1 母と闘うということ―田房永子×斎藤環
2 母は一個のわからないもの―角田光代×斎藤環
3 母への罪悪感はなくならない―萩尾望都×斎藤環
4 臨床現場から見た母と娘―信田さよ子×斎藤環
5 母娘問題は時代の産物―水無田気流×斎藤環

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shimaneko

40
お目当ての萩尾望都はもちろん、それぞれの立場で一家言持つ5名の対談すべて、非常に興味深く読了。特にこじれてないけどね、と思ってる母や娘、そして娘を持つお父さんにも、ちょっとした気づきがあるかもな1冊。2015/06/08

きんぎょっち

32
流行りの毒母娘本だが、概念ではなく対談相手はみな母娘の個人的なエピソードを詳細に話されており、それぞれ興味深い。斎藤氏は精神科医なので作家や漫画家の作品すべてを分析的に解釈しようとするが、それらをやんわりと訂正されているのが面白い。一流のアーティストはたとえ母娘関係で問題があろうと、確執をはるかに越える創造の翼を持っているという事か。自分が娘だったら一番きついモンスター系の母は田房氏の母、地味にいつまでもつらいのは萩尾氏の両親かなぁ。信田氏とはカウンセラー対精神科医、のような構図になってて面白かったです。2017/10/26

みねたか

32
角田光代氏,萩尾望都氏ら5人の女性との母娘関係をめぐる対論集。娘が母親による献身という支配を受け,そこから逃げることの罪悪感を抱くとことが難しさの根幹という。角田さんが,母親がやってくれたいいことを思い出すときの独特の感情を「切なさ」と表現されたこと。萩尾さんが「イグアナの娘」の最後を「母の涙が凝っている。」という言葉でおわらせたこと。母娘関係の困難さは,母が弱っても(死んでも)変わらないことを実感させてくれた。2016/10/18

ラテちゃん

31
男性の専門家斎藤環さんと5人の著名女性との対談。女性の専門領域や職業異なるため視点が変わって興味深かった。私自身母とこじれて読んでいるわけなのだが、特に女性はこじれやすいものだと知るだけでも楽になる。知識を得る、距離を置く、客観性が大事かな。2017/08/21

阿呆った(旧・ことうら)

22
★母娘の本を読み始めたきっかけは、前職場の隣席の中年女性。「自分の親と同居、持ち家、ローンなし、年に2回の海外旅行、子供2人、旦那の職業手堅い、イケメン&高身長(自己申告)」ママ&妻&仕事頑張る素敵な人なのに、いつも不機嫌で、びっくりするくらい気が強くて、文句ばっかり言っていた。★あら探しの原動力は何だろうと思って観察&愚痴を聞いて辿り着いた答えが「親との同居が良くない(母親がストレス?)」。彼女は、自分の娘にも文句ばかり言ってるのだろうと思った。子供の人生を左右してしまうので、自分も気をつけたいと思う。2016/05/24

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