内容説明
捜査中、頭に銃弾を受け生死の境を彷徨った警視庁捜査一課の刑事・石川安吾。奇跡的に覚醒した石川は「死者と会話ができる」という特殊能力を身に着けていた。都内の高架下トンネル内で起きた不審な惨殺事件。被害者の男は全身を刺されていた。現場に駆けつけた石川は横たわる遺体に語りかける。「あなたを殺したのは誰ですか」――。金城一紀原案の設定に気鋭の作家が完全オリジナルプロットで描く警察サスペンスミステリ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
104
一瞬の「?」の後、あまりの衝撃に呆然としたドラマのラスト。「そっちのボーダーか!」と唸らされたけど、スカっとはしなかった。こちらは良かった!内容は完全なオリジナル。比嘉の来し方や思いがよく伝わったし、石川の能力が進化していく様子も面白かった。石川の兄との「再会」の場面は良かったなあ。ラストもやっぱりこうなる方が私は好き。読友さんの感想に触発されて、思いきって買って良かった!と思う。2014/07/11
魔王
72
ドラマがすごい面白かったので読もうと思い買ったのですが大分間があきました。ドラマとは少し違いましたがとても面白かったですね。最後まで展開が変わるのがいいですね。2016/03/14
アッシュ姉
68
【毒舌警報】金城さんによるノベライズと勘違いして購入。残念ながら、別の作家によるオリジナル小説だった。キャラ設定が活きているので内容はそこそこだけど、ひどい文章。誰それは誰それにといちいち出てくるのでイライラ。石川は立花に聞いた。立花は石川に答えた。石川は~石川が~石川に~。。うぉーい!何回固有名詞出てくんねん!言われなくても文脈から分かるわボケとストレスが溜まる。後半は視点が定まってだいぶ読みやすくなったけど、面白さはドラマの方が断然上。金城さん脚本の続編に期待したい。2017/06/30
Ririka
51
頭に銃弾を受け、生死をさまよい まだ弾が残ったままで、その後死者と対話ができるようになり、事件を解決していく刑事、ドラマを見てその最後が衝撃だったのが気になって、読んでみました。こちらは一つの事件を追う話でまた違った結末で、ドラマより登場人物の背景が詳しく書かれていて、ラストで死者同志が話をする場面や恋愛ムードがあって爽やかな部分もあり、面白かったです。小説の方は続編が出てもいい感じですが、ドラマも面白かったので、その後を期待したんですけど無理なのかなぁ〜ちょっと残念です。2014/11/04
せ~や
50
疾走感?がすごくあった。読み始めると、徐々に読むスピードが早くなって、先が気になってしまう。連続ドラマや原作コミックのオリジナル小説らしいけど、ノベライズ版ではなく、しっかりとした一冊の小説でした。☆32018/04/17