内容説明
高野山明王院につかえる葛城時政は人間に仇をなす魔性のものと戦う退魔士。突如失踪した、恩師不動明王を追って奈良に向かうが……。著者の真骨頂、歴史エンターテイメントの誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
色々甚平
6
1567年頃の奈良と高野山が舞台のファンタジーアクション。著者はゲームシナリオの経験もあるおかげか映像的な速い戦闘の場面が多い。なんとなく90年代ラノベぽさを感じる作風になっていた。新鮮味がある作品ではないが、読むのが苦痛になるほどのものでもない。まさに気楽に読めるエンタメ小説。人を生かす必要があるのか否か。選択を迫られた瀬戸際にただの人は何もできずに棒立ちしているしかないのも皮肉。ここで人が滅ぼされても、それなりに世界は周るとも思える明るさはある意味あるかもしれない。2020/01/22
mushoku2006
2
私の苦手な伝奇もの。 なので、総じて良かったとは言いかねます。 しかし、この作者の描く戦闘シーンは実に迫力があるので、 ストーリーなどはすっとばして、 そこだけ読んでいても読み応えがあります。 2014/04/06
みやきよ
1
戦いが少しごチャゴ値していて分かりにくかった いい意味で頭空っぽにして楽しく読めるエンターテインメント小説だった2024/09/13
ひぽくらてす
1
もっとおどろおどろしいかと思ったらそうでもなかった。2015/12/05
ぞだぐぁ
1
室町末期か戦国あたりを舞台にした伝奇バトル物。口調とか書き方が時代物っぽくなく、現代異能バトルを時代に当てはめといたって感じ。2014/05/14