内容説明
アリーリアとルゥ、たったふたりの盗賊ギルド“見えざる手”は、街のなんでも屋よろしく、しょぼい仕事に明け暮れていた。とある貴族からの依頼で、古びた屋敷を探索するふたりだが、見知らぬ女魔術士の襲撃に遭い、あえなく撤退する。それを聞いて憤慨する貴族の態度を怪しむアリーリア。ふたたび屋敷へ戻ったふたりは、またもや女魔術士と遭遇するも、ふたりの探している物が秘宝だと知らされて――。盗賊ギルドの迷コンビがくりひろげるドタバタ冒険ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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16
50点。作品の世界観は凄く好きでしたが、色々と軽すぎましたね。テンポよく進んでいるのではなく、掘り下げ不足が否めない感じで進んでいくので、もうちょっとキチンと掘り下げて丁寧に描いて欲しかったです。完全に作者が書きたいように書いた感じになっているので、読者としては置いていかれている感が強く残りました。作者の作品は初でしたが作風を知っていれば手を出さなかったと思いました。一応単巻で終わってもいいような感じに締めてあるのでこのまま完結でいいと思います。それにしてもタイトルに「神狼」を入れる必要はあったのだろうか2014/02/21
朝夜
11
読了。思った以上に軽い感じでした。ヒロインが考えなしで足引っ張ってるようにしか思えないんだけどこれで盗賊か… アリーリアもラフィも金は払わないけど超過労させる所も引っ掛かりました…秘宝を奪われたのってアリーリア側の落ち度だし、命まで救ってもらったのにまさに外道だわ(ガクガク2014/02/24
まりも
10
思ってたのと違ったかなぁ。結構シリアスよりなのかと思って読んだのですが予想以上に軽かったですね。盗賊なんだったらもう少しドロドロした感じに仕上げないと読んでいて”盗賊”要素の必要性を全く感じませんでした。シリアス要素も中途半端で作品の内容が余計薄まった感じがします。展開が非常にあっさりとしているので読みやすいのが救いですかね。2014/02/23
@わんだ。
8
たった二人の盗賊ギルド”見えざる手”のアリーリアとルゥの物語。とんとん拍子で話が進んでいき、あっさりと終了。言葉とは裏腹に信頼し合っているアリーリアとルゥの関係性はいいなと思いましたよ。中身は特に特筆すべき点はないです。2014/02/21
1_k
6
作者名とイラストを見ただけで中身は割りと予想が付いたが……ストーリーが思いのほかしっかりしてた点以外(特に雰囲気)は予想どおり。今までのシリーズだと雰囲気だけだったのに、重めのストーリーを混ぜたのか。これはなんとも。軽い読み口なのですっと読んでしまうが、冒頭とか重い話もあるのでもっとシリアスにもいけるんだけどこの雰囲気でドシリアスやられてもなあ。なかなか難しいところを付いてきて、今後どうするのか、読む前からハラハラしてしまう。2014/02/24