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内容説明
みにくいものをよりみにくく、美しいものをつまらなくうつす、悪魔の鏡(かがみ)。それが何億(なんおく)ものカケラとなって世界中にくだけちった! カケラは、少女ゲルダのおさななじみ、カイにもつきささる。やさしかった少年はすっかりつめたくなり、すべてをわすれ、雪の女王について、どこかへ消えてしまう。のこされたゲルダは「カイはどこ? 死んでしまったの?」と涙ながらにひっしでさがしつづける。魔女の花園、王女の宮殿(きゅうでん)、山ぞくのアジト――ゲルダのひたむきさは、行く先々で人々の心をうごかし、きせきを起こす。そしてついに女王の城(しろ)にたどりつき…。200年近く読みつがれる、最高のラブストーリーを、54点の絵と新訳(完訳)でどうぞ! 「白鳥の王子」「夜鳴きうぐいす」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
61
帯に「大ヒット映画の元になった名作」とあるけど、大ヒット映画って「アナと雪の女王」だろうな。読んでみたら大元の話はアナ雪とは全然違う。メルヘン要素がてんこ盛りで楽しい。でも展開が一本調子なので、ちょっと盛り上がりに欠ける。これ構成を作り直して、リライトするのも良いかもね。かなり幼いときに見た、ロシアのアニメ映画「雪の女王」も軽く思い出した。他にも短編で「白鳥の王子」「夜鳴きうぐいす」が収録。この2編も子供の頃、アニメで見た気がする。POO氏のイラストが魅力あって効果的。童話を読む醍醐味のある一冊でした。2019/07/05
歩月るな
9
児童向けレーベルながらその「向け」の部分を脱却しつつの攻めの「新訳」を敢行した意欲作。本当に挿絵が素晴らしすぎるので……。山賊娘ちゃんがだいぶフェティッシュのかたまり。出番は少ないながら、すべてを取り戻した後の嬉しい再会と、旅立ちが描かれる点ではもう一人の主人公と言っても良い。墓を掘り返し死肉を貪る魔女などの描写もあり(敢えてそこを挿画に描いているのも攻めている)ところどころは童話ならではのエグさがある。アンデルセンはどうせなら岩波文庫版で揃えたいところだけれど、しばらく先の予定になりそう。挿絵が良い。2019/01/11
カヤ
4
雪の女王をようやく読めた。~ちゃんってのが違和感あったけど、読みやすかった。白鳥の王子は、王さまのどこに惹かれる要素があるのかわからなかったけど、妹かわいい好き。うぐいすのは、中国のお話って最初に書いていったから、アンデルセンなのに??って思ったけれど、こういうのもあるんだね。2016/12/08
アイロニカ
2
以前新聞のコラムであらすじを知って気になっていたので、挿絵が可愛らしい角川つばさ文庫版を購入。悪魔の鏡が砕けて世界に散らばったという冒頭の背景設定みたいなのが好きだなぁ。ゲルダとカイではない無数の物語を自ずから想像させてくれる。まぁしかし表題作『雪の女王』は90ページ位で終わってしまってストーリーもトントン拍子に進むばかりでそこまで印象には残らなかったかな。後半の短篇『白鳥の王子』と『夜鳴きうぐいす』はタイトルも知らなかったが、主人公の切実さや寓意を感じやすくて面白く感じられた。またそのうち読み返したい。2019/02/15
十日
2
雪の女王、すごくおもしろかった!この瑞々しい感性、アンデルセンすごい。あと白鳥の王子様って、十一人もいて、しかもヒロインの兄妹だったんですね。王様別なのかていうか王様それ誘拐。やっぱり原作(翻訳されてるからちょっと違うだろうけど)読まないと分からないことってあるなぁ。2014/05/24
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