内容説明
真面目だけれども幸せになれない人がいる――。努力もしている。利己的でもない。それなのに、報われない。自分を好きになれない。自分に自信がない。そうして、エネルギーを消耗し、生きるのに疲れてしまっている――。生きることに疲れている人は、人から認めてもらいたいから、無理をして努力してきた。そうして、自分を見失ってしまった……。本書は、自分をうけいれられなくなってしまったのはどうしてなのか、そしてどうすれば幸せに生きることができるのかを説く。「こうあるべき」という考えを捨て、自分が自分として生きること。あなたの、ありのままの自分には価値がある、あなたは、あなたであることが望ましい、そう信じること。数々のメッセージが、あなたに新たな道をひらく力をくれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
43
前半「受け入れない自分がよくわかりました」(に意識がいくと落ち込みます)/後半「自分を受け入れらてるように頑張ります」(と「頑張る」が(好きな人はいいけれど)、ねば、べき、もっとの人は余計苦しくなります) /実はどちらも昔の私です。今は、お尻に「これでいいのだ!」をくっ付けて読んでいます。 (コ)2014/06/06
左端の美人
15
久し振りに再読しました!幼い頃から自分を否定され続けてそれならと自分じゃない誰かになることにかけてきました。だからずっと生きづらかったのかー。自分は自分でいい。イソップ童話の例え話がすごくわかりやすい。ありがとうございます!2015/08/03
u1
10
まるで自分のことが書いてあった!『仕事の成果が思うようにあがらない。すると、「あー、もっと成果をあげなければ、もっと成果をあげなければ」と焦る。 焦ってもどうにもならないのだが、焦る。でもどうしようもない。自分でも、焦ってどうなるものでもないと頭ではわかっている。しかし、気持ちは焦って、いよいよ仕事が手につかなくなる。それが強迫感である。そして、この強迫感が「不安な緊張」といわれるものである。人がリラックスできないのは、この強迫感があるからである』➡️この本を読んだことにより、これが少し和らぐ気がした!2021/12/09
わえ
7
再び加藤諦三氏の本を読む(我ながら読み過ぎて食傷気味)。力強く厳しい言葉もありつつ、温かな優しさを感じた。氏の本では、度々幼稚的願望という言葉が出てくる。親などに、幼い頃にこの願望を満たしてもらえなかった場合、大人になって様々な問題が起きる。1つは、憎しみの感情に支配される。周囲の人がその人の幼児的願望を満たしてくれないので、恨む。もう1つは、他人と自分との関係が理解できなくて、幸せな人間関係を形成できない。愛されようと他人にしつこくすることで、嫌われる。幼児的願望が満たされてない人は偉くなろうとする。2020/12/31
ヨー
4
よかった2021/09/26