内容説明
この国の未来のために。 私たちの幸福のために。
侵略国家にも「第九条」を適用するのか。
「天皇制」はどうあるべきなのか。
「議院内閣制」「大統領制」の利点と欠点とは?
いま、現行憲法の矛盾と限界を考える。
戦後役70年――世界への責任を再検証するとき。
日本国憲法について、今の考えを述べたい。
「憲法のあり方」に対する二つの考え方。
「九条改正」についての考え方
首相公選制と大統領制の考え方
目次
1 「日本国憲法」について、今の考えを述べたい(「新・日本国憲法 試案」をめぐって 現行憲法の重要論点に関し、「感想」を語る ほか)
2 「憲法のあり方」に対する二つの考え方(憲法は「公務員だけを縛るもの」なのか 憲法は、いろいろなものについて「考え方」を述べている ほか)
3 「九条改正」についての考え方(日本の今の憲法体制は“サッカールール” 憲法に“嘘”があってよいのか ほか)
4 首相公選制と大統領制の考え方(地方自治体は「大統領制」になっている 石原元都知事と小渕元総理のリーダーシップの違い ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
p.ntsk
20
憲法の天皇制、9条、議院内閣制など主な論点について述べられています。9条、98条1項と自衛隊法を照らし合わせてみれば「自衛隊は陸海空軍ではない」まさに「白馬は馬にあらず」の論理。「自衛隊は国際正義と秩序平和を護るために機能すべきだと憲法に明記すべき」はそのとおりだと思いました。2014/03/30
とらじゃ
5
難しい事はわからないけど、現行日本国憲法にはおかしなところがあるのは何となくわかる。そろそろ日本も自立すべき時だろう。2014/03/18
かささぎのはし
4
主に自衛隊についてなのですが、憲法解釈でどうにでもなるという正直でない状況から、正直な方向に変えるべきであると本書では何度も説かれています。危険な任務であるのに、常に中途半端な状況におかれる自衛隊は本当に気の毒としかいいようがありません。また、憲法はあくまでも国民の幸福のために存在するのであって、憲法に支配されるためにあるのではないとつくづく思います。憲法は真理ではないので、時代の変化と共に現状にあったように変えて行くのは当然です。もっと流動的に考えるべきだと思います。2014/03/07