文春文庫<br> 跡を濁さず - 家老列伝

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文春文庫
跡を濁さず - 家老列伝

  • 著者名:中村彰彦
  • 価格 ¥641(本体¥583)
  • 文藝春秋(2014/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167900359
  • NDC分類:913.6

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内容説明

その手際の見事さから、「福島家浪人あまたあれど、長く流浪せる者ひとりもあらず」と世に謳われた知る人ぞ知る名家老・福島丹波守治重をはじめ、傾きゆく主家を一身で支えた名将・立花道雪、困窮する斗南藩の立て直しに尽力した会津藩家老・山川浩など……新たな視座で六人の家老を描く傑作歴史小説短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

28
このタイトルなので名臣ばかりかとおもいきや、おもくそなんじゃこりゃ?と思うような悪臣がでてきて驚いた。ま、でも、彼も先代の藩主とは上手くやっていたわけで、名臣・悪臣も、君主とのかかわりあいで評価が決定づけられていくのかなあと。短編集のせいか踏込も浅く、時間つぶし暇つぶし以外の価値はあまりない読書でした。2014/02/10

只三郎

18
戦国と幕末に活躍した家老を取り上げた短編集。 説明文が多く、物語としての臨場感は物足りなく感じたが、彼らの逸話自体は感心するものが多かった。 家老まで昇る者は、やはり凡人には無いものを持っているのだなと感じさせられた。2019/02/07

くらーく

1
中村氏の作品では、二つの山河が良いなあ、と思っております。短編の名手じゃないかと。 本書で取り上げられた6人もなかなか興味深い人生を送っていますね。能力的には主君よりも高い人もいるのでは?なぜ、トップではなく補佐役(家老)だったのか。まあ、そういう時代だし、トップが良いとも限らないしね。2017/11/11

ちゃーりー

1
6名の個性的な家老によるエピソード。タイトルは、福島正則の広島城を明け渡した、福島治重の巻による。あの武辺者、正則にどのように仕えたのか、大変興味を持ちました。また、その「賤ヶ岳の七本槍」の一槍、加藤嘉明の息子と、家臣 堀主水一積との騒動を取りあげた「主君、何するものぞ」を読むと、例えば前任者を非常に慕っていた部下をどのようにマネージメントすればよいか、そのヒントがあるようにも思えます。2015/06/19

jun

0
文庫で再読2014/02/12

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